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高羽そらさんインタビュー

ワクチン是非議論の違和感

コロナワクチンに関するある記事を読んで、強烈な違和感を覚えた。ワクチンを打つ、打たない、という是非議論に終始していて、本来の目的から逸脱しているようにしか見えないから。

 

ドイツ代表サッカー選手の「ワクチン拒否」に国中がザワつく“異常事態”

 

リンク先の記事は、ドイツの現状について書かれたもの。ドイツサッカーの有名チームに所属する選手が、ワクチン未接種であることを公表した。それを受けてドイツ国民から猛烈な反発が起きたという内容。

 

その選手は決して反ワクチンを主張している人じゃないと思う。彼の発言を見ればそう感じる。

 

「長期的な副作用に対しての研究が十分でないため個人的に懸念があるから」という理由。ワクチンの効果を疑っているわけでも、陰謀論を唱えているわけでもない。現時点において、ワクチンによる長期的な副作用について懸念しているからというもの。冷静で、かつ論理的な主張だと思う。

 

ところがドイツでは、ワクチン未接種者を反社会的分子扱いする傾向が強いそう。前首相であるメルケルさんは、ワクチン接種が任意であることを強調されていた。なのにドイツ人の多くがワクチンに関してそういう印象を持っている。

 

リンク先の記事によると、「ワクチン接種は自分を守るためだけではなく、持病などの理由でワクチンを打てない弱者を守るためでもある」ということをワクチン接種に関して強調したから、そんなことになったらしい。これは日本でも同じ。だからワクチン接種をしていない人は、非人道的な人間だと思われる可能性がある。

 

ドイツでは他のヨーロッパと同じように、サッカーを観戦したり、レストランで食事をするのに、ワクチン接種証明や陰性証明が必要になっている。ワクチンを接種していない人も、24時間限定の陰性証明があればいい。

 

ところが今月になって、それまで無料だったワクチン検査が有料化された。すでにこれは任意ではない。義務であることを認めているようなもの。このことにボクは違和感を覚えてしまう。

 

ボクは反ワクチンではない。ワクチンの効果は認めている。いまの日本で感染が収縮しているのは、すごい勢いでワクチン接種が進められた結果だろう。だけどボクはワクチンを接種していない。その理由は、先ほどのサッカー選手の主張に近い。

 

効果は認めつつも、10年後についてはわからないから。ただしボクの違和感はワクチンに関することじゃない。感染を防ぐという、ワクチン本来の目的がすり替えられていることに関して違和感を覚えている。議論されているのは、打つか、打たないか、ということ。これっておかしくない?

 

議論するべきなのは『感染しないこと、感染させないこと』であるはず。このことが忘れられているような気がする。

 

ワクチンを接種していても、ブレイクスルーによって感染する。重症化しないというだけで、他人に感染させる可能性が残る。つまりワクチンを接種しても、感染予防という観点に立つならば、マスク等を含めて感染予防を徹底しなくてはいけない。

 

他人にうつさないという視点で見るならば、ワクチンを接種しているかどうかは関係ない。我が家の猫を一人にはできないので、ボクは『絶対』に感染できない。だからそのための対応を『全力』でしている。それはワクチンを打つ、打たないとは別のこと。

 

どうも世界の現状として、ワクチン接種の是非議論に終始しているような気がしてならない。大切なのは『感染しないこと、感染させないこと』のはず。その原点を忘れてワクチン是非の議論をしても、人々を二分化させることにしかならない。

 

そんなドイツの状況で、ワクチン未接種であることを公表したこのサッカー選手は勇気があると思う。なんだか応援したくなった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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