キアヌ・リーブスが尊い理由
昨日ネットで何度も見かけたニュースがある。それは俳優のキアヌ・リーブスに関するもの。
キアヌ・リーヴスが「マトリックス」で得た収益の70%をガン研究に寄付していたと報じられる
キアヌ・リーブスが寄付をしたという記事。その金額が『マトリックス』で得た収入の70%相当だと報道されていた。リンク先の記事によると、具体的に寄附した金額は3150万ドル(約36億6000万円)とのこと。つまり『マトリックス』で50億円以上の収入を得ていたということになる。まぁ、どちらもすごい金額。
この記事だけ見ていると、寄附した人によっては売名行為だとされて、ネットで炎上しかねない。でもキアヌ・リーブスの場合、その行為が限りなく尊く思える。その理由のひとつとして、この寄付の事実が明らかになったのは、彼自身が公表したからではないと考えられること。
誰かがその事実を知って、記事にしたんだろうと思う。そして過去にキアヌ・リーブスの妹さんが白血病を患って寛解したことを取り上げて、寄付の根拠としたように感じられた。仲のいい兄妹らしいので、その指摘は事実かもしれないね。
キアヌが自ら今回の寄付を公表していない根拠として、彼が過去に設立したガンを抱える子どもたちを支援する団体に関するインタビューがある。リンク先の記事によると、「5、6年前から個人で財団を運営しており、いくつかの小児病院やガン研究の支援をしています。自分の名前を出すのは好きではなく、財団に任せています」と2009年に答えている。
だから今回の多額の寄付について報道されたのも、彼がわざわざ公表した結果じゃないと思う。事実はわからないけれど、彼の過去の行動を見ているとそう感じさせるものがあるから。キアヌ・リーブス=人格者、という図式に大勢の人が納得するはず。
ボクが昨年に見た映像で、『ジョン・ウィック』の最新作の撮影場面の動画がある。カットがかかったあと、スタッフに手を貸して一緒に荷物を運ぶ彼の姿が撮影されていた。キアヌほどのスター俳優で、そこまでする人はそんなにいないのじゃないかな?
寄付という行為は素晴らしい。だけど人によっては売名行為として、穿った見方をされる場合もある。だけどキアヌの寄付は好意的に報道され、賛美するコメントと共にネットでシェアされている。それは彼がこれまで積み上げてきた結果ゆえだろう。
『マトリックス』の新作は賛否両論が飛び交っている。いずれネット配信されたら、ボクの目で確認しようと思っている。それよりもボクが期待しているのは『ジョン・ウィック』シリーズの最新作。
人格者であるキアヌからは想像できないような、かなり無茶苦茶な殺し屋。だからこそワクワクする。映画のシーンで大勢の人を殺しながら楽しませ、そこから生まれたお金でガン研究のために寄付をする。やっぱ、キアヌ・リーブスは尊い。素敵な俳優さんだなぁ。
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