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高羽そらさんインタビュー

女性版『ジョン・ウィック』

昔の映画に登場する殺し屋は、すぐに殺さずにやたら語る。なんだかんだとうんちくを述べてから、ようやく銃の引き金を引く。ところがそんな殺し屋は、現代の映画では淘汰されている。いまは躊躇せずに即殺す。フィクションだとわかっているから、これが本当に痛快で気持ちいい。

 

現代の殺し屋が登場する映画で、ボクの最近のお気に入りはキアヌ・リーブスが主演している『ジョン・ウィック』シリーズ。R指定されているくらいだから、かなりエグい。だけど迷うことなく次々とターゲットを殺していくジョンの姿に、ついつい見とれてしまう。おそらくシューティング・ゲームで感じる快感と同じなんだろうなぁ。

 

そんなジョン・ウィックに、負けず劣らずの殺しをやってのける人物が登場する映画を観た。それも主人公は女性で、めちゃ美人。

 

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2022年 映画#8

『ANNA/アナ』(原題:ANИA)という2019年のアメリカ・フランス合作映画。監督はこの手の映画が十八番のリュック・ベッソン。彼の作品のなかで、スパイ映画としては『ニキータ』を彷彿とさせ、かっこよさでは『ルーシー』を想起させる作品だった。

 

物語の時代は1980年代で、まだソ連のKGBが活躍していた時代。映画の冒頭でソ連に潜入していた複数のCIAスパイが、一斉に殺されるシーンで始まる。ところが一気に雰囲気が変わり、フランスのモデル事務所のスカウトが、噂を聞きつけてモデル候補をスカウトする場面になる。それがこの写真のシーン。

 

モスクワで売り子をしていたアナは、モデル事務所にスカウトされてパリに移住する。たちまち人気モデルとなって注目を浴びる。でもそれはパリに行くために仕組まれたもの。アナはKGBの殺し屋で、それも過去に例を見ないほど最強のエージェントだった。

 

映画では随時回想場面が挿入されて、アナが殺し屋になった過程もわかるようになっている。彼女の直属の上司を演じているのがオルガという人物で、ヘレン・ミレンが演じている。オルガに鍛えられたアナは、次々とソ連の標的を殺していく。

 

アナがそこまで必死になっていたのは、自由になりたかったから。KGBで5年働けば自由になるという約束だった。でもそれは嘘で、大抵は5年以内に殺されて死んでしまう。そのことに気づいたアナは、どうすれば自由になれるかを模索していた。

 

その過程で、アナはCIAの罠にかかってしまう。そして二重スパイとなる。ここからはなかなか複雑な展開で、映画を観ないとわからないかも。とにかく後半はどんでん返しの連続となり、何が事実なのか分からなくなってくる。それゆえ観ている人たちは目が離せない。

 

とにかくアクションシーンが秀逸。たった一人で次々と敵を倒していくアナがかっこ良すぎる。やはり孤独に戦うジョン・ウィックにそっくり。最終的にはKGB長官を殺害することで、アナは追い詰められてしまう。だけどそこにもどんでん返しが隠されていた。

 

さてアナは自由を獲得することができるのか。その答えを知りたい人は、是非ともこの映画を体験するべし。アナを演じたサッシャ・ルスという女優さんの資料は少ない。少し調べてみると本当のスーパーモデルらしい。そりゃ綺麗なはずだよね。

 

できることなら続編を観たい作品。それが無理でも、彼女の映画をもっと観たいと思う。いっそジョン・ウィックと共演するのがいいかも。だけどそれなら数え切れない人が殺されそうだよなぁwww

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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