ワクチンに関して気になること
陰謀論が大嫌いなボクなので、そうした主張に加担する気はない。かといって陰謀論を否定する意見を盲信するつもりもない。
こうなってくるとできる限り情報を集めて、最終的には自分自身で判断するしかない。昨日、ちょっと気になる記事を見た。陰謀論を擁護するつもりはないけれど、その記事が事実だとすると何かあるのでは? と疑いたくなる内容だった。
新型コロナのワクチンに関する臨床試験データが隠されているとして医学誌が透明性を要求
リンク先の記事は、イギリスの医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)の指摘を紹介したもの。2009年に豚インフルエンザが流行したとき、各国政府が数千億円を投じて抗インフルエンザ薬を備蓄したそう。
その基準となったデータの試験は製薬会社の後援を受けたもので、信頼性の高い第三者検証機関の研究者はデータにアクセスできなかった。普通に考えると怪しいよね? この事実に関して議論が起こり、データの透明性に新しいポリシーが作られたとのこと。
ところがそれから10年以上も経過した新型コロナのワクチンに関して、同じことが起きているとBMJが指摘している。書き間違いがあったらいけないので、その内容を記事から抜粋してみる。
『BMJの指摘によると、ファイザーのワクチンの臨床試験は、ファイザーが資金を提供しており、設計・実施・分析・論文執筆に至るまでファイザーの従業員が行ったとのこと。臨床試験に関するデータはファイザーとその受託研究機関がすべて保有しており、データの要求は2023年5月まで受け付けないことになっています』
『データ開示に消極的なのは他の製薬会社にも共通しており、モデルナは「2022年に最終的な結果を公開する予定」で「試験完了後、要求に応じてレビュー対象となる」とのこと。第1相試験の完了予定日は2022年10月27日です』
『また、アストラゼネカは2021年12月31日に第3相試験の結果公開要求に応じる見込みですが、一方で、要求があってからのタイムラインはそれぞれ異なり、データ取得には最長で1年かかると説明しています』
これが事実だとすると、なんともいえない違和感を覚える。専門的な事情があるのかもしれないけれど、すでにワクチンは世界中でブースト接種が実施されている段階。なのに臨床試験に関するデータが一般に公開されないのはなぜ?
もちろん認可を出している各国の政府機関は、それらのデータをもとに判断しているはず。だから異論が出ていないのはデータに問題がないからだろう。だとしてもなぜ客観的な視点を持つ研究者に試験データを公開しないのだろう?
ワクチンを開発した製薬会社は、新型コロナの被害を最小限にとどめるため、必死になってワクチンを開発したんだと思う。そのワクチンで多額の利益を得ることが目的じゃないと信じている。だけどBMJは以下のように述べている。
『COVID-19のワクチンを製造している製薬会社のうち、少なくとも3社は過去に刑事上・民事上の和解で数十億ドル(数千億円)を支払っており、他の企業は事前の実績がまったくないにも関わらず、このパンデミックが多くの「製薬長者」を生み出し、ワクチンを製造している会社に数百億ドル(数兆円)をもたらしていると指摘』
う〜ん、この記事を読むとかなり気になる。昔から映画で使われている。利益を得るために陰謀を企む製薬会社というパターン。そんなことはないと信じたいけれど、一抹の不安を覚えるなぁ。
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