高羽そらさんインタビュー

おぉ、ロボット三原則の登場だ!

ロボット工学三原則というのを知っているだろうか? SF好きの人なら一度は耳にしたことがあるはず。SF作家のアイザック・アシモフが作品のなかで提唱したもの。「われはロボット』という作品で最初に登場する。

 

ウイル・スミス主演の『アイ・ロボット』というタイトルで映画化されているので、その作品で知った人もいるだろう。その原則がどのようなものか紹介しておこう。

 

第一条:ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。

 

第二条:ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。

 

第三条:ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。

 

というのがロボット工学三原則。これは現在のロボット工学にも影響を与えている。AIの開発にはこの原則を適用してもいいように思う。

 

ボクは以前から知っていたけれど、アイザック・アシモフの原作に触れる機会がなかった。だけど海外ドラマの『ファウンデーション』が気に入ったことで原作を読み出した。そのついでと言ってはなんだけれど、同じ全集に収録されている作品にロボット三原則が登場した。ちょっと嬉しかったwww

 

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2022年 読書#9

『世界SF全集14  アシモフ』アイザック・アシモフ著という小説。当初の目的としていた『宇宙気流』という作品が、神戸の図書館ではこの全集でしか読めなかった。それで借りたんだけれど、この全集には2つの作品が収録されていた。もう一つの作品がロボット三原則の登場する『鋼鉄都市』という物語。

 

殺人事件の犯人を追うというミステリ作品になっていて、最後までワクワクさせてもらえる秀作だった。さすがSF作家の大家だよね。SFなので簡単にこの物語の世界観を説明しておこう。

 

地球の世界各地は鋼鉄のドームで構成されている。物語の舞台はニューヨークだけれど、シティという名前の鋼鉄ドームの内部。人間は基本的に外の世界へ出ることが許されていない。なぜなら宇宙人に支配されているから。

 

宇宙人と言っても、過去の地球から旅立った人たち。その子孫がいくつかの惑星に分かれて暮らすようになり、連合国家を形成していた。進化した科学と強大な軍事力によって、宇宙人はスペースタウンという居留地に滞在して人類を支配していた。

 

ところがそのスペースタウンで宇宙人の科学者が殺害される。どうやら地球人が鋼鉄都市を出て、スペースタウンに侵入したらしい。それでその捜査を依頼されたのが刑事のイライジャという主人公。友人である総監のエンタービイに推薦された彼は、極秘任務を受ける。

 

捜査のパートナーは宇宙人から派遣された。それがなんとダニールという名のロボットだった。ところが地球人が使用しているロボットとちがい、見た目は人間にしか見えない。地球人には根強い反ロボット派がいて、テロや暴力の温床になっている。

 

それゆえこのロボットなら怪しまれないだろう、という配慮だった。ということでイライジャが大活躍するという内容。彼は最初はダニールがロボットではなく、殺されたはずの科学者だと言い張る。その論拠は完璧に見えたけれど、ロボット三原則に当てはめると、ダニールはやはりロボットだった。

 

次にダニールを犯人として疑うけれど、これも失敗に終わる。人間なのかロボットなのかという判断に関しては『ブレードランナー』を彷彿とさせるシーンがあった、質問することで人間とのちがいがわかる。やがてイライジャが本気で信用するのはダニールだけになり、二人のあいだに友情が芽生える。

 

特に後半部分が最高だった。犯人は意外な人物。そして人間を脅しているように見える宇宙人たちの目的は、まったくちがうものだった。その崇高な目的を達成するために、イライジャが奮闘する。なかなか素晴らしい作品なので、答えを知りたい人はぜひとも本編を読んでもらえたらと思う。

 

さて、いよいよ『ファウンデーション』の世界に突入するか。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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