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高羽そらさんインタビュー

先延ばしの人生は嫌だ

ボクが20代に税理士事務所で働き始めたとき、なぜだか社会保険の担当になった。顧問先の雇用保険、健康保険や厚生年金の手続き代行を任された。だから当時は必死で勉強したし、京都市内中の社会保険事務所や職業安定所の職員に顔を覚えられるほど通った。

 

年金制度は税法よりも変動が激しく、コロコロと法律改正される。顧問先の人が将来もらえる年金を試算するのにうんざりした記憶がある。そんなボクが、ついに自分の年金支給の申請をすることになった。それだけ歳をとったということ。

 

だけど現在の年金支給年齢は65歳から。先日60歳になったばかりのボクは、本来ならまだ5年先のこと。だけど過去の年金制度との関連から、60歳から繰上げ支給を申請することができる。

 

5年先の支給を早めることになるので、当然ながら減額される。月単位で減額率が代わり、ボクの年齢だとすぐに申請すれば24%減額される。でもそれは今年になって改正された数字で、昨年に60歳になった人なら30%の減額だった。少しだけなんだけれど、ボクの年齢はラッキーだということ。

 

日本年金機構のサイトでは、個人の年金額を試算することができる。昨年にマイナンバーカードを作っておいたおかげで、サイトに簡単にログインして計算することができた。初めてマイナンバーカードの恩恵を感じたwww

 

それで試算すると、繰上げ支給するとボクの場合は80歳を超えた段階で逆転する。つまり65歳まで待って支給申請をすれば、80歳になれば総額が増えるということ。逆に言えば、80歳までに死ねば繰上げ申請するほうが得になる。ということでボクに迷いはない。

 

だって、先延ばしの人生は嫌だから。

 

20年先に生きているか死んでいるかわからない。もし生きていて総額が得になったとしても、健康でいられるかどうかもわからない。昨日あるテレビ番組の録画を見ていて、誕生日に恋人の男性と約束をしている女性の経験が語られていた。

 

いつもなら事前に連絡があるのに、当日になってもメールさえ来ない。なぜならその数日前に交通事故で亡くなっていたから。まだ20代でもそんなことが起きる。世界中の人間にとって、明日生きている保証がある人なんていない。

 

ということで元気なうちに、もらえるものはもらうことにした。と言っても金額は大したことないんだけれどね。65歳にならないと書類は届かないので、ネットでダウンロードして作成した。年金事務所は午前8時半から開いている。満を辞してその時間に三宮の年金事務所で待っていた。

 

ところが予想外のことが。

 

予約がいっぱいで対応できないとのこと。予約があるのは知っていた。だけど『予約されると便利です』という程度の案内しかない。予約している人が優先されるのは覚悟してたけれど、少し待てば応対してもらえると勝手に考えていた。だけど実質は予約しないとダメらしい。

 

このことについては日本年金機構に苦言を呈したい。はっきりと明確に、予約なしでは対応できないと書くべき。対応してくださった女性にそのことを話すと、申し訳なさそうに謝っておられた。それで午前中だと木曜日まで取れないとのこと。

 

さて、どうする? 先延ばしが嫌いなボクにとって、木曜日まで待つなんて耐えられない。生きているか死んでいるかわからないのにwww

 

そこで粘ってみたら、午後12時ならキャンセルの関係で取れるとのこと。仕方なくその場で予約。そして一度自宅へ戻って、もう一度三ノ宮まで出てきた。まるで歯医者の予約と同じ。そして12時に到着しても、さらに10分以上は待たされた。

 

平均的に1時間以上はかかるそう。それで前の人がまだ手続き中だった。ようやく呼ばれてボクが年金事務所を出たのはその20分後。きちんと書類を作って添付書類を用意していれば、20分程度で終わるということ。20代の頃だとはいえ、伊達に社会保険の担当をしていなかったということだよ。

 

ということで今年から年金をもらうことになった。まぁ、80歳になって後悔するのも楽しいだろう。ただし同じことを考えている人がいたら、注意事項があるのでじっくり考えてから申請する方がいい。

 

一度繰上げ申請すると一生取り消せない。障害者年金や遺族年金をもらえないということもある。そうしたデメリットをしっかりチェックしておかないと、ずっと後悔することになってしまうからね。とにかく自宅から三宮まで2往復してマジで疲れた1日だった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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