結論はインプットの質と量
今日で2022年も半分が終了。ある意味大晦日に等しい節目なので、やりかけの雑事をすべて片付けた。
100均で日用品の補充を購入したついでに、参議院選挙の期日前投票を済ませた。いつもはサクッと期日前投票を完了するけれど、今年はかなり迷った。重視したのは外交とエネルギー政策。熟慮したうえでの投票なので、とりあえずスッキリ。
そして今日から受付が始まったマイナポイントの第2弾も手続き完了。すでにマイナンバーカードに健康保険証も公金受取口座も登録してあるので、申請はスマートフォンであっという間に完了。初日なので回線が混んでいたのと、クレジットカード番号を変更したので決済IDを再取得するのに時間がかかっただけ。
とりあえず気になっていることは終えたかな?
自分に課しているインプットの年間目標もいい調子。映画は年間で180本以上、読書は年間で100冊から120冊以上を目標にしている。映画は今日のところで92本を鑑賞で半期の目標を達成。そして読書も今日の作品を入れて62冊なのでいい調子。
だけどある本を読んで、こんな数なんて吹っ飛んでしまった。世界的なベストセラー作家のインプット量を知って、ボクのインプット量なんて最低レベルだと痛感させられた。
2022年 読書#62
『死の舞踏』スティーブン・キング著という本。これは小説ではない。スティーブン・キングがなぜホラーを書くのか? そして彼にとってホラーとは?
そうしたことを伝えるため、出版された1981年時点で著者が読者に知ってほしい作品を解説した書籍。映画、ドラマ、そして小説等の作品に関して、著者によるホラー論が展開されている。ボクのようなスティーブン・キングのファンなら必読の書と言っていい内容。
ただ長い。文庫本で800ページ以上ある。それも改行が少なく文字がぎっしり詰まっているので、1日に100ページを読むのが精一杯。だから読了するまでに1週間ほどかかってしまった。
この長い作品を読んでわかったのは、スティーブン・キングという世界的なベストセラー作家の作品が無から生まれたのではないこと。彼にとってホラーの基本となるセオリーが存在していて、過去作品の影響を受けている。純粋なオリジナルというよりは、これまであった恐怖の源泉を、さらに奥深くまで採掘したという印象だった。
それを証明するのが彼のインプット量。解説するにあたらない駄作を含めて、想像を絶するような量の映画や小説をインプットしている。著者の作品を支えているのは、これらの莫大な過去のインプットなんだと思う。良質の作品が生まれるのに欠かせない要因は、インプットの量と質だということ。そのことを改めて教えてもらえる書籍だった。
そう思うと、ボクもまだまだインプットが足りない。巻末に著者が推薦する映画や小説が紹介されている。そのすべてを制覇するのは難しいけれど、いくつかの作品をピップアップするつもり。少なくともこの本で解説されている小説は読むべきだと思っている。さっそくリストアップしておこう。
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。