あかん、完全にハマった!
過去に何度も書いているように、ボクはイギリスの俳優さんが大好き。だからイギリス映画というだけで飛びつくところがある。そんななか、以前から気になっていた作品があった。ドラマなんだけれど、たまたま特別編が映画として劇場公開されていた。
ドラマは現代の物語。そんなドラマとの関連を匂わしつつ、映画では主人公が本来活躍していたヴィクトリア時代の物語が展開する作品。かなり面白くて夢中になったけれど、ずっと現代版のドラマが気になっていた。その作品がAmazon prime Videoで配信開始されたので、さっそく観ることにした。
2022年 映画#81
『SHERLOCK(シャーロック)』シーズン1・エピソード1『ピンク色の研究』という2010年の作品。シャーロック・ホームズの映画なんだけれど、これを現代の物語としてドラマ化している。ドラマといってもシーズン4まで各3作品で、それぞれ90分という映画並みの長編物語ばかり。
12本分の映画に匹敵する分量で、シーズン4の終了まで7年かかっている。スタッフもキャストも大変だったと思う。シャーロック・ホームズを演じているのがベネディクト・カンバーバッチで、助手のジョン・ワトソンを演じているのがマーティン・フリーマンという豪華キャスト。
劇場公開版を最初に観たのは、この二人が主演だったから。どちらも大好きな俳優さんたちなので、安心して観られるのがわかっていたから。そして期待どおり、劇場公開版は素晴らしい作品だった。
そして現代版のドラマ。これがまたまた最高。ジョン・ワトソンは軍医としてアフガニスタンで従軍していた。PTSDによって松葉杖なしでは歩けない。そんな彼がロンドンで再出発を意図しているとき、過去の同僚と偶然出会って同居人を探している人物がいることを知る。それがホームズだった。
この二人の出会いのシーンが最高。ほんの一瞬でジョンの現状と過去を見抜き、早口でベラベラと言葉を投げかけてくる。冷静なワトソンに比べて、ホームズは明らかに異常な精神状態。天才かつサイコパスなのは明らかで、自分以外の他人がアホに思えて仕方ないというキャラ。その組み合わせが本当に最高!結局ホームズに振りまされているうち、ワトソンは心因性の足の不具合が治り、松葉杖なしで走り回っていた。
今回の事件は連続自殺事件の犯人を追う内容。これは自殺ではなく連続殺人だと見抜いたホームズは、ワトソンの助けを得て犯人を追い詰めていく。ところがホームズは自分の天才を証明したいばかりに、犯人の罠にかかって命を落としそうになる。それを危機一髪で救ったのがワトソンだった。
今回はシーズン1のエピソード1なので、二人の出会いと登場人物紹介がメインかな。とにかくボクは完全にハマってしまった。漫才のような二人の会話を見ているだけで楽しくてワクワクする。まだ残りが11本もあると思うだけで、うれしくてたまらない。
時間を見つけて、全作品を制覇しようと思っている。さて、次はどんな事件が起きるのだろう?
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。