高羽そらさんインタビュー

『若草物語』の疑問点が解決

有名な物語なんだけれど、なんとなく女性が読む作品だと思って避けていた作品がある。だけど2019年に映画化された作品を今年になって観て、この物語の魅力に取り憑かれた。さらにもうひと世代古い映画化作品を観たことで、これはもう原作を読むしかないと思った。というのは、映画ではいくつかの気になる疑問点があったから。

 

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2022年 読書#59

『続・若草物語』L.M.オルコット著という小説。最初に前作の『若草物語』を読んだときに驚いたのは、映画の半分くらいしか書かれていないこと。ボクが観た2本の映画は、この続編を含めた2冊の物語をまとめて映画化したものだった。そんなことさえ知らないんだからねwww

 

有名な物語なので、ストーリーの説明はいいだろう。とりあえず映画を観たときのボクの疑問点をあげておこう。細かく書けばいくつかあるけれど、大きな項目を絞ると3つになる。

 

(1)ジョーがニューヨークに行った経緯。映画ではいきなりシーンが飛んで、ニューヨーク生活が始まっている。その理由のおおよそはわかるけれど、彼女が実家を離れる強い動機が伝わってこなかった。

 

(2)ジョーに失恋したローリーとエイミーの恋愛経緯。失意のままヨーロッパに旅立ったローリーが、四女のエイミーと再会するのはわかる。だけどこの二人が結婚を決意するほどの恋愛をするまでの事情がわからなかった。ローリーのキャラとして、ジョーへのあてつけで妹と結婚するとは思えないから。

 

(3)ジョーとベンとの恋愛経緯。ニューヨークで出会った二人が愛し合うのはわかる。だけどあれほど結婚を嫌い、作家として生きることを決意していたジョーが、なぜベンと結婚しようとまで思ったのか。その心の動きが映画ではさらっとしか触れていないので不満足だった。

 

さすが原作だよね。この3つの疑問はすっかり解消した。それどころか感動してしまって、さらにこの物語のキャラたちが大好きになった。

 

(1)について納得したのはジョーの誤解。ローリーが自分を女性として意識している。そのことを避けたいジョーは、実家を離れるほうが賢明だと思った。その強い動機となったのは、病気がちな三女のベスがローリを愛していると誤解していたから。妹の邪魔にならないよう実家を離れることを決めたのが真相だった。ベスの死の間際にその誤解は解けるけれど、ジョーがニューヨークまで行った理由が分かってスッキリ。

 

(2)はもっとも感動した。ローリーは心底から傷ついていた。それをヨーロッパで再会したエイミーに見透かされて「最低な人間に成り下がった」とまで言われている。でも彼がそうなった原因がジョーだと知ったエイミーが変化していく。そしてエイミーによって心の傷を癒やされたローリーが、本気で彼女を愛していく過程がとてもくわしく書かれていた。原作を読んで、ボクは二人の結婚を心から祝福できる気持ちになった。

 

(3)もスッキリ。実家に戻ったものの、妹のベスを亡くしたジョーは自分が孤独なことに気づく。長女のメグも、四女のエイミーも伴侶を見つけた。だけど自分はこのまま孤独に年老いていくんだ。そんな気分んで落ち込んだいたとき、彼女の心で浮かび上がってきたのがベンだった。そしてベンも不器用ながら、自分の気持ちをジョーに伝える。2本の映画でなぜこのシーンを採用しなかったんだろう? ボクは二人が雨のなか、買い物をした店舗の外で互いの気持ちを確認するシーンに胸が熱くなった。

 

ということで疑問は解消。さらに映画ではスルーされているけれど、原作ではジョーとエイミーに子供が産まれている。素敵なハッピーエンドだった。ところがこの作品はまだ2作ある。つまりここから先は未知の世界。登場人物たちのその後が気になって仕方ないので、近いうちに読もうと思っている。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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