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高羽そらさんインタビュー

孤独の感じ方は相対的

普段の買い物に行ったとき、なんとなく目につくことがある。ボクの勝手な思い込みによる偏見だと思うけれど、寂しそうにしている年配の人をよく見かける。

 

公園のベンチで一人で座っておられる高齢者を見ると、つい気になって観察してしまう。あくまでも見た目の印象だけれど、孤独に耐えておられる様子の人が増えたように思う。もちろん、ただくつろいでいるだけだと感じる人もいる。

 

JRの駅近くのビル内に、ちょっとした休憩スペースがある。コロナ対策で隣り合って座れないようになっていて、ポツ、ポツという感じで無言の高齢者がそれらの席を占めている。互いに会話するでもなく、力無い様子で呆然とされている人たちが多い。

 

一人暮らしの高齢者は増えているはず。これまた勝手な想像だけれど、その人たちは孤独に耐えきれず、人の多い場所で過ごして気持ちを紛らわせておられるのでは? そんな高齢者の孤独が、脳の構造に影響が出るという研究結果が出ている。

 

1人で社会的に孤立して暮らすことが人間の脳をどのように変えるのかが脳画像から判明

 

リンク先の記事は、イギリスや中国の研究チームが発表した結果をまとめたもの。46万人のデータを分析したり、3万人以上の脳のMRI画像を分析した結果を出している。詳しくはリンク先の記事を読んでもらうとして、結論だけを書いておこう。

 

「社会的孤立は脳の構造を変え、認知能力を低下させ、認知症のリスクを高める」ということらしい。

 

具体的には『社会的に孤立した人は記憶力や反応といった認知能力が低く、脳の多くの領域で灰白質の体積が少ないこともわかりました』ということで、認知症を発症しやすい脳の構造になってしまうそう。

 

ただボクは、この結果をそのまま受け取っていない。なぜなら孤独による弊害というのは、相対的なものだと思うから。つまり孤独と言っても、人によって感じ方がちがうはず。

 

例えばボクの場合、どちらかといえば孤独を好む。ほぼ毎日24時間、妻とミューナと過ごしている。それで社会的に孤立しているとか、どこかのコミュニティと繋がっていたいと思わない。むしろボクの場合、他人と直接的に接触するほうがストレスを覚える。そのストレスの方が脳の構造に影響を与えそうな気がする。

 

それにボクたちの世代は、ネットを使える人が多い。だから顔を突き合わせなくても、このブログのように情報を発信したり、SNS等で社会との繋がりを感じることができる。もちろん炎上したりすれば、そうも言っていられないだろうけれどwww

 

ボクが買い物中に出会っている高齢者の人たちだって、心のなかまでわからない。ボクが勝手に判断しているだけで、もしかしたら大勢の人がその時間を大切にしていて、日々の生き方に満足されているかもしれない。見た目だけでその人の人生が理解できるわけないからね

 

だけど弊害が相対的と言ったのは、深刻な人もあるということ。定年で仕事を辞めたことで、あるいは連れ合いを亡くして一人で暮らしていることで、自分では対処できない孤独に苦しんでいる人も大勢いるだろうと思う。だけど他人と接することがうまくできず、一歩前に踏み出せない人もいるはず。

 

その気になれば、いまは孤独を和らげることのできるイベントや集まりはある。だけど簡単に『その気」になれない人だっているよね。そんな人はどうすればいいんだろう? これは個人の心の問題だから、なかなか難しいことだと思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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