猛暑でわかる政党の本音
昨日は関東や九州南部で梅雨明けが発表された。近畿はまだ梅雨とのことだけれど、そんなこと信じている人はいないだろう。体感だけでなく、天気図を見ても近畿が梅雨明けしているのは明らか。6月というのに異例の暑さになっているので、とっとと梅雨明けを公表して暑さに対する警告を促すべきだと思う。
そんな猛暑のなか、政府はピント外れの政策を実行しようとしている。節電を促すために「ポイント付与」をするというもの。こんな愚策は見たことない。来る参議院選挙に向けて、投票率の高い高齢者へのゴマスリにしか見えない。
電力不足の解決方法は極めてシンプル。使用可能な原子力発電所を再稼働させればいい。そう思っているのはボクだけでなく、ポイント付与に関してネットでも疑問と怒りの声が上がっている。
節電要請を「ポイント付与」で誤魔化している場合ではない…なぜ真剣に「原発再稼働」を考えないのか
リンク先の記事では、節電ポイントがどれほど愚策なのかわかりやすく解説されている。ロシアによるウクライナ侵攻によって、これまで原発ゼロを推進してきたドイツでさえ方向転換を余儀なくされている。ロシアのよるエネルギー供給がストップしているから。
そこで見直されているのが原子力発電。原子力の危険な面ばかりが強調されることで、反対派の意見に屈してきた経緯がある。人間は不思議なもので、いい面を強調されるよりも、危機を訴える意見に影響されやすい。ある意味動物的な本能なのだろう
でも日本の電力事情において、稼働可能な原子力発電所を放置するのは悪手でしかない。時間が経過すればするほど、日本の原子力技術が逸失していく。次の世代に安全な原子力技術のノウハウを伝えていかないと、取り返しのつかないことになってしまうと思う。
そもそもこの猛暑になって節電を訴えていることに無理がある。人間の命に関わることだから。節電ポイントを付与している暇があるなら、電力確保のためにできることをするべき。その答えは原子力発電所の再稼働しかない。
ところが選挙が近いせいか、政府の対応はのらりくらり。原子力発電所を稼働しないとは言わないけれど、やるとも言わない。根強い反原発派を刺激しないようにしているようにしか見えない。
でもこれから選挙活動は本番。実は今年の参議院選挙は、誰、そしてどこに投票するかとても迷っている。期日前投票の用紙を持っていつも外出しているけれど、投票先の決め手が見つからずにまだ役所に足が向いていない。
そういう意味では、この猛暑は政党の本音を知るチャンスだと思う。リンク先の記事にも、原子力発電所に関する政党の意見がまとめられている。
『自民、公明は、節電要請だけで再稼働に踏み込めない。維新、国民は再稼働に積極的だ。立民、共産、れいわ、社民ははっきり反対である。このあたりを国民はどう評価するのか。参院選での投票結果に反映させたいものだ』という文章で締められている。
ボクもそのとおりだと思う。この猛暑を受けて、各政党がどのようなエネルギー対策を打ち出しているのか確認したいと思う。そしてテレビ等でもこのことに関して議論が活発になることを期待する。
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。
コメント (0件)
現在、この記事へのトラックバックは受け付けていません。
コメントする