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高羽そらさんインタビュー

殺人動機が不明でモヤる

今日は我が家の大切な記念日。16年前の今日、ボクと妻は保護されていたミューナを引き取った。まだ手のひらに乗るほどの赤ちゃん猫だった。いまは慢性腎不全を抱えながらも、16年目の記念日を迎えられたことに感謝している。できる限り一緒にいようね。

 

その16年前の1日を昨年のブログに書いた。興味がある方は『感慨深い今年の記念日』という記事を読んでもらえたらと思う。

 

さて、そこそこ面白かったけれど、肝心なことが抜け落ちている残念な映画を観た。

 

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2022年 映画#101

『VRミッション:25』(原題:The Call Up)という2016年のイギリス映画。VR(ヴァーチャルリアリティ)の世界が、現実とリンクするというSFアクション映画。ありがちなストーリーなので新鮮味に欠けるけれど、映像としてはそれなりに面白かった。

 

オンライゲームの上位ランキングの人物に、匿名の人物から招待状が届いた。最新式のVRゲームに参加して勝利すると、10万ドルの賞金がもらえるというもの。それであるビルの25階に集まったのが先ほどの写真の8人。

 

8人とも個性的なキャラだけれど、中心となるのはカールという猫と暮らす青年。シェリーという両親を亡くした一人暮らしの女性。そして実はこのゲームの制作者で主催者でもあるエドワード。もちろんエドワードの正体はラスト近くまで隠されている。

 

写真のような不思議なスーツとヘルメットがVRゲームの装備。ヘルメットのシールドをおろすと、廃墟のようなビルに変貌する。テロリストに制圧されているビルだという前提で、テロリストと戦って25階から地下まで到達してビルの外に出たら勝利となる。

 

攻撃する銃もテロリストの銃もすべてCG。特殊なスーツの効果で、撃たれたら現実と同じくらいの痛みを感じる。だけどシールドを外すとかすり傷さえない。痛みから解放されるのはCG世界の特殊なアンプル。それを身体に刺すと、CGの傷は消えて痛みもなくなる。

 

ところがそのまま放置すると、特殊なスーツによって本当に死んでしまう。ということでビルを降りていくにしたがって、次々とこの8人が命を落としていくという展開。途中でカールが気づくのは、この8人には身寄りがないということ。つまり殺されても気にかける家族がいない。

 

ヘルメットは外せないし、ビルから出ようとするだけで殺されてしまう。戦い抜いてゲームに勝利するしかないという状況。ということで最初に書いた3人が最終ラウンドまで残る。だけどシェリーを助けようとしてカールは死んでしまう。

 

最終的にこの陰謀がエドワードによるものだと知ったシェリーによって、この物語は気持ちのいい結末を迎える。それなりに面白かったけれど、肝心なことが抜けていてモヤモヤしたまま終わってしまった。

 

気になったのは、エドワードが身寄りのない人間を集めて殺人をする動機。これについてまったく触れていない。単なるサイコパスなのか、軍事目的でこの装置を売るつもりなのか、社会的な恨みでもあるのか、とにかく彼の心理的背景が描かれていない。これをスルーしたことで、この作品はB球映画になっていると思う。もったいないよな。

 

でも収穫もあった。シェリーを演じたモーフィッド・クラークという女優さんが美人だったこと。綺麗だけでなく演技に鋭い切れ味の良さもあって、とてもいい女優さんだと思った。調べてみると、めちゃ嬉しい事実に遭遇した。彼女はドラマ版の『ロード・オブ・ザ・リング』に出演するそう!

 

なんとその役は、

 

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右の写真のケイト・ブランシェットが演じたエルフのガラドリエルだった。左の写真がモーフィッド・クラークで、もちろん金髪に染めて若いころのガラドリエルを演じるとのこと。これでますますドラマを観るのが楽しみになってきた。配信開始が待ち遠しいなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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