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高羽そらさんインタビュー

元作もリメイク作も素晴らしい!

ボクが今年観た映画で最高に感動したのが『エール』というフランスの作品。フランスの田舎町に住む酪農家の家族を描いた物語。女子高生のポーラを除いて、家族が聴覚障害者という設定。ポーラは家族と社会を繋ぐ窓口の役目を幼い時から背負わされていた。

 

ところが高校の音楽教師に才能を見出されたポーラ。パリの音楽学校への進学を勧められるけれど、家族を置いてパリに向かうことはできない。そんな葛藤を抱えるポーラと家族の愛の物語。感動してどれだけ泣いたことか。

 

そしてその『エール』がハリウッドでリメイクされた。Apple制作の作品で、なんと今年のアカデミー賞で作品賞、脚色賞、そして助演男優賞を受賞している。ずっと気になっていたけれど、ようやくこのリメイク作品を観ることができた。

 

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2022年 映画#107

『コーダ あいのうた』(CODA)という2021年のアメリカ、フランス、カナダの合作映画。舞台はアメリカはマサチューセッツ州の港町。主人公はルビーという女子高生で、両親と兄の4人家族。もちろん耳が聞こえるのはルビーだけで、フランスでは酪農家だったけれど、この作品では漁師という設定になっている。

 

ストーリーの基本はほぼ同じ。『エール』では街の政治に憤りを感じた父が立候補する。それでどうしても通訳のポーラが必要だという展開。ハリウッド版では父と兄が漁師の協同組合を作ることになって、不当な仲買人から漁師たちの利益を守るために行動を起こした。

 

ルビーが目指す学校は、アメリカらしくバークリー音楽大学。そして合唱で使われているのはさすがにアメリカという選曲で、この点に関してはフランス作よりアドバンデージがあったと思う。ボクのようにドラマの『グリー!』が好きな人は合唱シーンにワクワクするはず。

 

まぁ後出しジャンケン的な状況なので、ハリウッド版は人間関係がさらにブラッシュアップされていた、ルビーとマイルズとの恋の過程が特に素敵だった。そしてどちらの作品も、発表会で耳が聞こえない家族が感動するシーンにウルウルした。

 

さらなる見せ場は、その日の夜に娘が父だけのために歌う場面。どちらの作品も最高に感動するシーンで、娘の喉に手を当てて声の振動を感じる父の姿に涙が止まらなくなる。そしてどちらの作品でも、そこで父が決断する。娘を広い世界に送り出そうと。

 

この作品の設定が素晴らしすぎて、どちらがいいかなんて判断できない。『エール』のポーラも、そして『コーダ あいのうた』ルビーも大好き。そして彼女たちの家族も、もちろん二人を指導した教師も素敵すぎる。

 

どちらの映画も素晴らしいので、どちらかを好きな人はもうひとつも観てほしい。この映画に作品賞を贈るなんて、まだまだハリウッドのアカデミーも期待できるよなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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