心身不調の原因は口呼吸?
真夏でもマスクをする生活が続いている。ボクが買い物で外出する時間はおよそ2時間足らず。往路は下り坂だけれど、復路は山登りのような坂を歩くことになる。神戸に住んでいる宿命のようなもの。
この帰り道でマスクをしているのはかなりキツい。予想最高気温が35度に近いときは、熱中症予防のために帰り道はマスクを外している。だけどそれ以外のときはマスクをつけたままで帰ってくる。呼吸はしづらいけれど、2年以上もやっていると慣れてくるもの。
口から大きく息を吐き出すことで、十分な空気が吸えるように呼吸法を工夫するようになった。だから気温が30度以下ならば余裕でマスクのまま上り坂を歩ける。ただ完全に口呼吸になってしまう。この口呼吸は、ボクたちが考えている以上によくないらしい。
コロナ禍となって、どことなく不調を感じることはないだろうか? 「なんだか疲れた」「だるい」「肩がこる」といった体の不調や、「やる気が出ない」「集中力が続かない」「落ち込みやすい」という心の不調。これらの原因が口呼吸にあるかもしれない。リンク先の記事にはそのことが解説されている。
具体的には「ミトコンドリアの酸欠」がその理由。細胞内のミトコンドリアが酸欠になると、上記のような症状が出るとのこと。マスク生活によって口呼吸になることが多く、呼吸が浅くなってしまう。それは必然的に口呼吸になっていて、心身に不調を覚える人が多いそう。
ミトコンドリアの酸欠というのは初耳。そこで理解できるよう、ボクなりにリンク先の記事をまとめてみた。
まず酸素を運ぶのは血中のヘモグロビン。呼吸によって肺に入った酸素と結合して、細胞のミトコンドリアに酸素を届ける。
次に全身の細胞に到着したヘモグロビンから、結合した酸素を切り離す必要がある。ここで必要となるのが、なんと「二酸化炭素素」だった!
十分な二酸化炭素が血液中にないと、ヘモグロビンは酸素を切り離せない。そうなるとミトコンドリは酸欠になって心身に不調をもたらす。さらに切り離せなかった酸素は「活性酸素」へと変化して細胞を傷つけてしまう。
要するにもっとも大切なのは、血液中に十分な二酸化炭素を取り入れること。だったら頑張って呼吸回数を増やせばいいのでは? 実はそう考えるのが素人とのことwww 呼吸のメカニズムを記事から抜粋してみよう。
『大気中の二酸化炭素濃度は約0.04%ですが、呼気中では約5%で吐き出されます。つまり、1回呼吸をすると、吸気の125倍の二酸化炭素が吐き出されてしまうのです。ということは、呼吸回数が増えるごとに吐き出す二酸化炭素は増え、血液中の二酸化炭素濃度はどんどん減少します』
呼吸回数を増やすのではなく、減らすことが大切だということ。つまり浅く短い呼吸ではなく、深くて長い呼吸が必要になる。マスクをすることで口呼吸が癖になってしまうと、どうしても呼吸が浅くなって回数が増える。それによって血中の二酸化炭素が減り、細胞のミトコンドリアが酸欠になってしまうとのこと。
やはり正しい呼吸は「鼻呼吸」ということ。口呼吸が癖になっている場合、意識しないと鼻呼吸に戻れない。リンク先の記事に自分の呼吸が浅くなっていないかをチェックする方法が書かれているので、気になる人は試してみるといいかも。ちなみにボクの呼吸はまだ深いほうだった。
でもマスクを着けることが多いので、口呼吸にならないように注意しなければ。なんとなくの不調の原因が呼吸にあるなんて、あまり人に知られていない盲点かもしれないなぁ。
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