高羽そらさんインタビュー

課題が多い遺伝子の活用

畜産科を卒業したボクが書いた卒業論文は、ヤギの染色体の標本について。なぜヤギなのかと言えば、40年ほど前にはヤギの染色体標本がなかったから。つまり家畜としてさほど重要視されていないということ。もうひとつの理由は、いつでも採血できる動物が大学内の農場にいるヤギしかいなかったからwww

 

それでも珍しいということで、卒業直後に県の畜産学会で発表させられた。緊張で頭がクラクラして、ヤギのフリをして逃げたくなったけれど。だから染色体、遺伝子、そしてその大元であるDNAに関してはいまだに興味を持っている。

 

ただ人間に関してはいろいろと難しいことがある。ゲノム解析が進んでも、それをどのようにして活用していくかという倫理問題が控えている。人類にとって明るい未来を期待させる要素に満ちているけれど、同時に嫌な予感が捨てきれないのも事実。

 

まずは明るい話題から。例えば遺伝子によって隠れた才能を見つけることができるかもしれない。

 

うまく踊れるのは遺伝子のせい。リズム感やダンスの能力を左右する遺伝子が発見される

 

洋楽オタクのボクなので、毎日誰かのミュージックビデオやライブ映像を見ている。いつも驚くのはミュージシャン本人を含めたダンサーたちの動き。ミュージカル映画などを見ていても同じことを感じる。あまりにすごいダンスを見ているだけで、なぜだか感動で涙が出てくる。

 

アメリカの研究者によると、最近になってダンスに関する遺伝子が発見されたそう。リズムに合わせて身体を動かす力をコントロールしている遺伝子で、なんと69個の遺伝子変異が発見された。60万人以上のデータから分析しているので、信頼性は高いだろうと思う。

 

だからまったくダンスをやったことがない人でも、その遺伝子を持っていた場合は他人よりダンスの習得が早いのかも。これはダンスに限らず、多くのことで才能を左右する遺伝子が存在していると考えられる。解析が進めば、その人にあった未来を選択する助けになるよね。

 

ただこうした研究は、そうでない人をオミットしてしまう。ダンサーになりたいと思っても、自分にその遺伝子がないことを知って絶望するかもしれない。もしかしたら努力によって偉大なダンサーになったかもしれないのに、そうして人の芽を摘んでしまう可能性もある。

 

遺伝子の研究でもっとも問題となるのは、優生思想を助長する危険があるということ。人間の能力を遺伝子によって判断するようになり、最悪の場合はネガティブな遺伝子を有する人を排除しようという動きが起きかねない。

 

さらにもっと恐ろしい可能性も指摘されている。

 

遺伝子情報を悪用すれば、特定の個人を対象として生物兵器が開発可能になると米議員が警告

 

女優のアンジェリーナ・ジョリーのように、遺伝子検査をすることで健康管理をしている人がいる。将来発症する可能性のある病気を未然に防ごうというもの。でもそれは同時に、個人の遺伝子情報を企業に提供していることになる。

 

これらがビックデータとして集積されることで、特定の個人を対象にした生物兵器が開発されるかもしれない。リンク先の記事はそのことを指摘したもの。例えば民族特有の遺伝子がある。それをターゲットにしたウイルスを開発することが可能になるかもしれない。

 

実はこのウイルス兵器について、ボクは『ゼロの物語』で使っている、特定の民族、特定の動物、特定の植物だけを攻撃する生物兵器ほど恐ろしいものはない。遺伝子情報には、こうした危険性もあるということ。

 

人類の未来のために遺伝子研究は欠かせない。でも危険が伴うことも避けられない。要するに遺伝子情報の有効活用には、人類の意識進化が欠かせないということだろう。そう思うと、まだまだ不安が勝ってしまうよなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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