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高羽そらさんインタビュー

何か喋れよニコラス・ケイジwww

超絶的にバカらしいけれど、めちゃくちゃ面白い映画を観た。ストーリーもいい加減だし、セットもダサい。無理な設定をゴリ押ししていて、何が言いたいのかわからない。怒りも感動もハッピーな気分もなく、ただひたすら気持ち悪い。でも観終わったら爽快な気分になってしまうという不思議な作品。

 

ニコラス・ケイジが主演。ところがこの主人公には名前がない。そして驚くことにセリフもないwww

 

言葉が話せないという設定ではなく、ただひたすら無口で、たまに唸り声をあげるだけ。なのに存在感がある。ホラーコメディ的な作品で、R指定されているのでそこそこエグい。とにかく表現のしようがない作品なのに、笑いながらも最後まで観てしまった。こんな映画ってあるんだねwww

 

ウィリーズ・ワンダーランド_ec2_wm

 

2022年 映画#117

『ウィリーズ・ワンダーランド』(原題:Willy’s Wonderland)という2021年のアメリカ映画。

 

男がスポーツカーで走っていると、ある村に差し掛かったときタイヤがすべて破裂した。誰かが仕掛けたもの。困った男は地元の人間に助けを求める。それで修理工場に車を運ぶが、田舎なので支払いはカードが使えず現金のみ。ところがATMは壊れている。

 

困った男に仕事が紹介される。廃墟になった遊園地があって、現在のオーナーが再開を検討している。そこで一晩だけ掃除をしてくれたら、仕事の報酬として修理代を払うということ。ニコラス・ケイジ演じる男は了解する。もちろん彼にセリフはない。態度で示すだけ。

 

バカな設定なので、ネタを明かしておこう。この遊園地の最初のオーナーは、殺人を目的として変質者だった。仲間を集めて遊園地を運営。密かに家族を別室に連れて殺人を重ねていた。それが警察にバレて捜査されるとき、オーナーと従業員たちは悪魔に魂を売り渡して自殺していた。そして遊園地のロボットに乗り移った。

 

幽霊が乗り移ったロボットたちは、村に出て殺戮を繰り返す。そこで村の保安官たちがウイリーというロボットのリーダーと交渉する。定期的によそ者をここに届けて食事を与える。それで我慢してもらって、村人に危害を加えないようにしてくれと依頼する。そうしてこれまでに数えきれない人間が生け贄となっていた。

 

ニコラス・ケイジ演じる男も、生け贄として捧げられたということ。この事態を知った6人の若者は、遊園地ごと燃やして破壊することを計画していた。リブという若い女性がリーダーで、男に逃げるように伝える。だけど男は逃げない。

 

淡々と掃除を行い、タイマーで計測して休憩時間を取る。そして幽霊ロボットが襲ってきたら、順にそのロボットたちを殺していく。とにかく強い。遊園地に乗り込んだ若者の6人のうちリブ以外は全員殺されてしまう。だけど男はそんなこと気にしない。

 

休憩時間中は誰が殺されても関与しない。だけど仕事時間になったら掃除をしつつ、襲われている若者を助けてロボットを破壊する。男の過去の経歴も、現在の仕事も、家族構成もわからない。ただ掃除好きの潔癖症で、とにかく強いというだけwww

 

最後にはリブを助けて、遊園地の悪霊ロボットをすべて破壊してしまう。ただそれだけの映画なんだけれど、なぜかもう一度観たくなるほど変な作品。掃除好きのボクが最高に気持ちよかったのは、男の徹底した掃除の出来映え。胸糞悪くなるようなトイレが、ピカピカになったときは感動してしまった。こんな感じでニコラス・ケイジは掃除をしている。

 

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掃除のシーンだけ集めて編集して欲しいくらい。現実のニコラス・ケイジは借金に苦しんでいて、どんな映画でも出演したらしい。過去の経歴がぶっ飛ぶようなB級作品に多く出演している。これもそうした映画のひとつだろうけれど、この作品に関してはB級映画と言い切れない魅力がある。

 

とにかくその甲斐があって、いまでは借金を完済したとのこと。そんな苦労するニコラス・ケイジの姿をそのまま描いたのが彼の最新作。本人がニコラス・ケイジ役で出演している。日本では公開されていないようだけれど、配信されるなら絶対に観たいと思っている。やっぱいい俳優さんだよねぇ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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