もし夢を録画できるとしたら
熱帯夜の寝苦しい夜が続いている。ただでさえ90分ごとに目が覚める睡眠障害のボクだから、夏の熱帯夜は特につらい。変な夢ばかりを見るので、目が覚める度に気持ちを切り替えるのに苦労している。
つい先日も電話をしなければいけない夢を見た。緊急な要件で、かつ一緒にいる友人たちを待たせている。ところがスマートフォンの住所録が出てこない。あきらめて電話のテンキーを出そうとするけれど、これまた制御不能でどうすればいいのかわからない。
この夢を妻に話したけれど、実際に体験している感覚を説明するのは難しい。夢を録画できる装置でもなければ、そのときのボクのテンパった状況を伝えることは難しいだろう。夢を録画できる装置を、誰か発明してくれないだろうか。
もしそんな装置があれば、動物たちの夢も体験できるかも。
リンク先の記事は、ドイツの大学の研究者が発表したものをまとめた記事。ハエトリグモの赤ちゃんを研究しているとき、人間のレム睡眠と同じような状況が観察されたそう。レム睡眠とは眼球が動いている状態で、人間の場合は夢を見ているときにそうなる。
だからもしかしたら、蜘蛛も人間と同じように夢を見ている可能性があるとのこと。だとしたらどんな夢を見ているのだろう?
先ほどの夢を録画できる装置があれば、蜘蛛が見ている夢を視覚化することができる。人間にとって楽しい夢じゃないかもしれないけれど、もし可能ならば見たいと本気で思う。
眠っている猫を観察していると、夢を見ているのがわかる。ミューナの場合は寝言を口にする。もし彼の夢を録画できるのなら絶対に見たい。ミューナが世界をどのように感じているのかがわかるから。
動物たちが見ている夢を編集して、動画で配信すればすごいアクセス数を稼げそう。ということは著名人が見た夢を録画して、それを売ることも可能だよね。莫大な金銭が動くだろうと思う。InstagramやTikTokに代わる、夢の動画だけを配信するアプリが出てきそう。
心の病を抱えている人のセラピーにも応用できるだろう。夢を録画しておくことで、専門家によるカウンセリングが可能になると思う。さらにボクのような人間でも夢で素晴らしいメロディを思いついたり、ワクワクするストーリーを体験することがある。
だったら優れたアーティストの夢を録画できるようになれば、音楽や映画等のエンタメ業界に新しい風が吹くかもしれない。科学的な新発見や、不治の病の治療法なども夢からヒントが見つかるかも。夢の世界は、人間の集合意識とつながっているからね。
誰かマジで発明してくれないかなぁ。現実世界で無理なら、小説で使うしかないなwww
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