悪魔はデフォルト設定に宿る
「悪魔はデフォルト設定に宿る」という言葉は、テック系の製品やサービスにおいて貴重な教訓を伝えるキャッチフレーズとして使われているそう。
ボクたちが日常的に使っているパソコンやスマートフォン、そして便利なアプリやECショップ等のサービスは、デフォルト(初期設定)のまま使っていると個人情報がダダ漏れになっているかもしれないとのこと。
そんな「悪魔はデフォルト設定に宿る」ということへの対応策が書かれた記事を読んだ。
GAFA 製品とは、言うまでもなくGoogle、Apple、Facebook、Amazonのことを指す。これにMicrosoftも加えるべきだろう。これらの製品やサービスの初期設定は、個人情報がその企業に提供されるようになっている。
ネットを使っている限り、個人情報が流れるのは仕方ない。本名や住所、電話番号にメールアドレス、そしてクレジットカード番号等を登録することで、製品を手にしたりサービスを受けることができる。GAFA以外の企業にも同じ情報を書き込んでいる人は多いだろう。ボクも同じく。
企業としては製品やサービスを提供するだけでなく、個人情報というビックデータを集めることを意図している。ネットで目にする広告などは、そうした情報に基づいて個別に提供されている。これは現代社会において、基本的に避けることはできないだろう。どうしても嫌なら、ネットと断絶するしかない。
ただできる限り無駄に情報を取られたくないと誰もが思うはず。デフォルト設定には情報収集の仕掛けがいくつも配置されているので、カスタマイズすることをリンク先の記事では勧めている。気になる人は具体的な方法が書かれているので参照を。
ただ個人情報が漏洩するのは前提として自覚しておくべき。それゆえ情報を守るためには、それぞれのユーザーが自衛するしかない。流れてもいい情報、そして絶対に流出しては困る情報を切り分けて把握しておくべき。
本名や住所、そしてメールアドレス等はどうしようもない。これらの情報は世間に出回っているとボクは諦めている。だけど絶対にヤバいのはクレジットカードの番号とセキュリティコード。これは提供している企業以外に流されてしまうと大変なことになる。
だからボクはクレジットカードのアプリを入れることで、毎日動きを確認している。不正利用があったときにすぐに対応しないと、気がついたら多額の請求に目を白黒させることになってしまう。
そんなボクでも今年の2月にフェイクサイトに騙されてしまった。あれは完全に油断していたと反省している。カード番号を入れてから4時間後に偽サイトだと気づいてカードを停止。それでも15000円ほど不正利用されていた。
その請求を完全に消去してもらうために、最終的には3ヶ月以上もかかった。実質的な被害はカード会社にかけた電話代だけだとしても、偽サイトを作った企業と自分に腹が立つ。やはり普段から自衛意識をキープする必要があると改めて思った。
GAFAのような大企業だって、極秘データにアクセス権を持つ人間によってカード番号等が流出することは起きる。だから油断してはいけない。不正利用はカード会社が対処してくれるけれど、何ヶ月も放置しているとそれさえ難しくなってしまう。
デフォルト設定をカスタマイズしたからといって安心するのは禁物。守るべき情報は、普段からチェックすることを忘れてはいけないと思う。
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