楽しむため鋭意準備中
何かを楽しむためには、二つの方向から準備を進めていくのがいい。
まずは楽しみを盛り上げるため、気分を高揚させるという準備。例えば誰かのコンサートに行く前なら、ライブの場面やセットリストを想像して音楽を聴きまくったりする。
もう一つの準備は、楽しみを阻害する面倒なことを片付けてしまうということ。何かを気にしながらだと楽しめない。だから楽しいことの前に、面倒だと感じていたことをあえて片付けてしまう。ボクはそうして楽しみのための準備をしている。
実は今週末、そうした楽しみが待っている。そしてたまたま偶然なんだけれど、今週に面倒なことがいくつか控えている。その面倒は早速明日から始まり、金曜日まで続く。それだけを考えると憂鬱になるけれど、面倒が終わったあとの楽しみのためだと思って頑張るつもり。
まずは、気分を盛り上げるための準備が完了した。
2022年 映画#131
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(原題:The Lord of the Rings: The Return of the King)という2003年のニュージーランド映画。
そう週末の楽しみとは、9月2日からAmazonプライムで配信される『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』というドラマ。その楽しみ気分を高揚させるため、久しぶりに関連映画の6本を再見することにした。この作品でその準備が完了!
『ホビット』を含めて、この『ロード・オブ・ザ・リング』の映画はとにかく長い。3部作の最初の2作は2時間半ほどで、この3作目は約3時間半ほどある。ところがボクの場合、それでも短いと感じている。
その理由はこの作品が好きでたまらないというだけでなく、過去に未公開映像を追加したヴァージョンを何度も見ているから。だから劇場公開作品を観ていても、記憶している場面がカットされているようで短く感じてしまう。
久しぶりに見直したけれど、本当に素晴らしい作品。特に原作を読んでいる人は、映画では語られていないサム、ピピン、メリーの未来を知っているから感動がさらに深くなる。ラストシーンでフロドを見送る3人のホビットには、栄光の未来が待っているんだからね。
フロドがビルボやガンダルフ、そしてエルロンドやガラドリエルたちと一緒に船に乗って西方世界へ旅立つ。映画公開時は、あのシーンは『死』を意味するという意見もあったらしい。原作を知らない人には理解できない不思議な場面だと思う。
この最終先の見どころをあげたらキリがない。例えば先ほどの写真。フロドは指輪を投げ捨てればいいだけなのに、指輪の魔力に取り憑かれて手放そうとしない。サムが必死で捨てるように言っても聞かない。このシーンは、物語全体を占めている指輪の魔力が象徴的に描かれている。
それ以外にボクが好きなのは、アラゴルンたちが死を受容してモルドールの黒門で戦うシーン。目的はサウロンの目をフロドから逸らし、指輪が葬られることをバックアップするため。「フロドのために!」と叫んで敵に突進するアラゴルンの姿を思い出すだけで、目に涙が浮かんでくる。
ということで全ての準備が完了。あとは今週の面倒なことを片付けて、心置きなく週末のドラマを楽しむとしよう。もうひと頑張りだな。
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