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高羽そらさんインタビュー

不気味なサイバーテロ

ボクのお気に入りの映画に『イーグルアイ』という作品がある。大統領を殺そうとしているAIが、ある軍人の生体認証によってロックされた。だけどその軍人は殺されてしまう。ということでAIはロックを解除するため、死んだ軍人の双子の弟を拉致するという物語。

 

この主人公を拉致するため、AIは街中のデジタル機器にハッキングする。主人公を誘導するために交差点の信号をAIが好き勝手に変えるので、街中が大混乱するというシーンがある。それと似たような出来事が今月のロシアで起きた。

 

ロシア最大のタクシー会社がハッキングされ全車両が1カ所に集合し大渋滞してしまう

 

事件が起きたのは今月の1日。ロシア最大のタクシー会社であるYandex Taxiがハッキングを受けて、営業中の全車両が一ヶ所に集められるという事態になった。当然ながらモスクワ中心部のクツゾフスキー大通りが2時間ほど大渋滞したとのこと。

 

このタクシー会社で予約するには、アプリにクレジットカードを登録しなくてはいけない。ボクが使っているGoタクシーも同じ。だから全車両を同じ場所に呼び出したということは、ハッキング以外に考えられない。

 

ロシアのセキュリティ企業によると、タクシー会社のアカウントがハッキングされたのが原因だろうとコメントしている。同じことが過去にも起きていて、民間企業のセキュリティ意識の低さがうかがえる。知識のあるハッカーにすれば、意外と簡単なことなのかもしれない。

 

ロシアとしては西側諸国やウクライナによる犯行だと主張しているらしい。まぁこうした発言はロシア政府の条件反射のようなもので、適当に言っているだけだろうと思う。ただどことなく不気味なサイバーテロだと感じた。

 

実害はタクシー会社の売上と、渋滞による住民の不満だけ。誰かが怪我をしたり死んだわけじゃない。でもこうしたサイバーテロは、他の悪事を実行するための陽動作戦として悪用される可能性がある。

 

誰かを暗殺するとか、銀行強盗をするとか、爆弾テロなどを計画しているとき、警察や軍隊をそちらに注目させることができる。タクシーで道路を封鎖してしまうことで、逃げ道を確保することも可能だろう。

 

犯人が誰なのかわからないけれど、単なる愉快犯だという気がしない。もっと大掛かりなことを計画していて、そのためのテストとしてやったかもしれない。どうもいまのロシアという国そのものが不穏な雰囲気に満ちている。

 

プーチン大統領に近い人物の娘が暗殺されたり、逆にプーチン大統領を批判していた実業家たちが不可解な自殺で命を落としている。ウクライナ侵略が長期化するなか、ロシア政府と反政府組織のあいだで何かが起きているような気がしてならない。

 

なんとなく不気味なサイバーテロだよなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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