高羽そらさんインタビュー

歳を取るとは後悔が増えること

歳を取るというのは、後悔することが増えること。誰かがそう言っていたような気がする。実感としてそう思う。

 

ボクでもふとそんなことを考えることが増えた。声をかけてくれた私立高校に入って水泳を続けていたら、外国語大学を中退していなかったら、二十代のころから小説を書き始めていたら、というようなことを考え出したらキリがない。考えても意味がないと思いつつも、妄想してしまうことがある。

 

ただ年齢を重ねてからの後悔というのは、決して無駄じゃない。むしろ必要なのかもしれない。なぜならやり直すことは無理でも、その後悔を原動力にすることによって、今という時間を少しでも充実させようと思うから。

 

若いころは、ちょっとくらい後悔しても気にならない。別の選択肢という時間の余裕があるから。だけど還暦を迎えるような年齢になると、そんな時間の余裕なんてまったくない。だから経験してきた後悔を無駄にすることのないよう、残りの人生をより有意義にしようと全力を尽くすことができる。

 

まさにそんな高齢者の姿を描いた映画を観た。これだけだとヒューマンドラマのような印象がするけれど、なんとその作品はスーパーヒーロー物語だった。

 

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2022年 映画#141

『サマリタン』(原題: Samaritan)という2022年のアメリカ映画。今年の8月にAmazonプライム限定で公開されたばかりの作品なので、ネタバレできない新作。写真のシルベスター・スタローンが主演している。

 

先に感想を書いておくと、想像していたよりはるかに素晴らしい作品だった。ヒーロー映画としての見せ場はもちろん、ストーリーもよくできていた。そしてこの写真の少年と主人公の関係がとても素敵だった。

 

物語の舞台はグラニット・シティという架空の街。『バットマン』のゴッサム・シティのようなものだろう。25年前、この街にはスーパーマンのような能力を持つ双子がいた。

 

善のサマリタン。

 

悪のネメシス。

 

最終的に二人は決戦をすることになり、結果として発電所の爆発に巻き込まれて二人とも死んだと思われていた。だけど街の人々はサマリタンが生きていると信じていた。その代表がサムという少年。彼はサマリタンの大ファンで、彼が生きている証拠を必死で探していた。

 

そんなサムが街のチンピラに暴力を受けた。そのとき助けに来てくれたのがジョーという向かいの住宅に住む老人。複数のチンピラたちをボールのように投げ飛ばし、突きつけられたナイフも片手で握りつぶしてしまった。サムはジョーこそがサマリタンだと確信する。

 

一方サムを殴ろうとしてチンピラのボスはサイラスという男。彼は電子機器を破壊する特殊な爆弾を手に入れたことで銀行を襲う。その貸金庫には、多額の現金とともに双子の悪だったネメシスの衣装と武器が隠されていた。ネメシスを信奉するサイラスは、それを使って街の住民たちを扇動する。

 

各地で暴動が起こり、ギャングたちが好き放題に暴れた。そしてジョーに痛い目に遭わされたチンピラたちは、彼を殺そうとして車ではねた。サムが助けに行ったけれど、全身が骨折しているのに自分で骨を戻している。そして冷却することで普通の身体に戻った。

 

サマリタンだと確信するサムの言葉を、ついにジョーは否定しなくなった。さらにジョーは暴動に巻き込まれたことで、銃弾が当たっても平気だったり、自動車を軽々と持ち上げる動画を拡散されてしまう。サマリタンは生きていた、とニュースが駆け巡った。困惑したジョーは、こっそりと街を去ろうとした。

 

ところがジョーを殺したいサイラスは、サムを誘拐してジョーに戦いを挑む。ネメシスの武器があれば、サマリタンでも殺すことができるから。ということでサムを助けるために、ジョーは戦うことを決意する。ネタバレはここまでにしよう。

 

勘のいい人や、映画をじっくり観ていると、この後に隠されている大どんでん返しに気がつくはず。とにかくジョーは超人だけれど、年老いた引きこもり人間だった。若い時代の後悔をいくつも抱えている。その後悔を昇華させる機会が、ネメシスを語るサイラスとの戦いだった。

 

ということでこの映画のテーマは、老人の後悔と人生のやり直しということかな。ここまで書けばネタがバレてしまいそうだけれど、とにかく観て損はない映画だと思う。すっかりおじいさんの雰囲気だけれど、相変わらずスタローンはカッコいい。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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