健康寿命を伸ばす基本は歩行
台風14号がかすめて行った今朝の神戸は、雲の隙間から青空が見える爽やかな天気。昨日までの熱帯夜と打って変わり、今朝は10月の気温とのこと。ようやく今年の夏が台風と共に去ったという雰囲気。
当初の予報だと今日は大雨。それで2日前には4日分の買い物をしておいた。だから今日は自宅で引きこもってもいいんだけれど、こんな爽やかな空気を全身で感じないなんてもったいない。ということで簡単な買い物を兼ねて歩くことにした。
1日置きに歩くというリズムを作っているので、できるだけその間隔を維持したい。1万歩足らず程度の歩行とはいえ、神戸特有の坂道があるので適度な負荷がかかる。ボク個人の感覚では、スポーツジムで運動するのに匹敵するほどの運動量だと思っている。
ジョギングが好きな人は多い。でもボクの場合は歩くことが基本。腰や膝に負担をかけることなく運動するには、水泳か徒歩が最適だと思う。となると手軽にできる散歩は、継続性という意味ではベストだと思う。
そんな散歩の効果が、最新の研究によって公表されている。
「こんなに変わる!」歩数だけでなく歩行のペースで、早期死亡リスク、がん、認知症の発症リスクが大きく変化
リンク先の記事は、豪シドニー大学、デンマークの南デンマーク大学(SDU)らの研究チームによる研究論文をまとめたもの。40~79歳の英国人7万8500人を平均7年にわたって追跡し、1日の歩数と全死因死亡率、がんおよび心血管疾患の罹患リスクの関係性について調べている。
研究結果を記事から抜粋してみよう。
『1日の歩数を最大1万歩まで2000歩増やすごとに、早期死亡のリスクが8~11%低下した。がんおよび心血管疾患の罹患リスクでも同様の関係性が認められる。また、ケイダンス(1分あたり歩数)が高いと、これらのリスクがさらに低下することもわかった』
『1日の歩数が多いほど認知症の発症リスクが低下した。最適な1日の歩数は9826歩で、認知症の発症リスクを50%低下させるが、1日の歩数が3826歩でもそのリスクを25%低下させるという。また、ケイダンスが高いと、早期死亡のリスクやがんおよび心血管疾患の罹患リスクと同様に、認知症の発症リスクもさらに低下する』
ボクが1日置きに歩いている歩数は、この論文で最適とされている1万歩弱。そういう意味ではなかなかいい距離を歩いている事になる。記事にも書かれているようにこの結果は研究観察なので、直接的な因果関係を裏付けるものではない。
だけど継続的に歩くという生活をしている人は、他の面に関しても健康に留意しているということなんだと思う。さらに散歩にはメンタル面での効果もある。Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズは、アイデアが煮詰まるとひたすら歩き回った。そうすることで答えを導き出している。
ボクも歩いている最中に小説のアイデアが閃いたり、直感的な洞察を得ることがある。歩くという行為は、人間の身体機能にとって最適な状態を提供してくれているのかもしれない。さて、さっそく歩くとするか。
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