呼吸を意識して過ごそう
今日は歯科医の通院日。7月の定期検診のあと、気になる箇所を徹底的に治療してもらうことにした。11月くらいまでかかりそうだけれど、1本でも歯を長持ちさせるために治療を決めた。
歯医者さんに行くと気になるのが呼吸。ボクは鼻炎になりやすい傾向がある。だから歯医者さんへ行くときは鼻の通気が気になる。何年か前の定期検診のとき、運悪く鼻づまりだった。歯医者さんでは当然ながら口を開ける。だから口よりも鼻呼吸が主流になる。
でもそのときは鼻呼吸がしづらくて、陸に上げられた金魚のようにパクパクと必死で口呼吸をしていた。だけど水を使った洗浄中に口呼吸は無理。そのときは本気で窒息するかと思ったほど焦った経験がある。
呼吸は心臓の拍動と同じく自律神経によって管理されている。意識しないと呼吸できないようでは、あっという間に窒息死してしまうから。だけど呼吸が心臓とちがうのは、自律神経に管理されているだけでなく、自分の意思でもコントロールできるということ。
瞑想でも最初に学ぶのは呼吸法。ヨガでも呼吸を意識することを指導者は何度も口にする。自律神経と自由意志とに関わりを持つ呼吸は、人体のすべての部分を調和させるのに重要な役割を持っているのかもしれない。
そんな呼吸について、新しい研究結果が発表されている。
リンク先の記事は、兵庫県医科大学の研究チームが発表した内容をまとめたもの。なかなか衝撃的な記事のタイトル。
詳細な実験内容はリンク先の記事を見てもらうとして、結論だけを抜き出しておく。
『息を吸う瞬間では、特定の脳領域(右側頭頭頂接合部、右中前頭回、背内側前頭前皮質)での活動が低下すると分かりました』とのこと。
これをもっとわかりやすく書くと、以下のようになる。
『私たち人間は、息を吸う瞬間に集中力・注意力が途切れ、その結果、記憶力や判断力など、さまざまな認知機能の低下を引き起こす』ということになるらしい。
つまり集中力が必要とされるときに、息を吸ってしまうと効果が期待できないことになる。これはちょっとした驚きだった。呼吸なんて随時くり返しているわけだから、常に息を吸って吐いている。
ボクは中学生時代に水泳選手だったので、泳ぎ始める前には息を吸い込むことが癖になっている。だから何かに集中しようとするとき、思い切り息を吸っていることが多い。これは意識的に切り替える必要があるかも、
そういえば何かの本で読んだことがある。優秀なスナイパーは標的を銃で狙うとき、まずは息を吐き切って止める。そして引き金を引くと書かれてあった。それは手元がブレないように呼吸を止めるというだけででなく、集中力を高める効果があったのかもしれない。
ここ一番という場面に遭遇した場合、息を吐くほうがいいということなんだろう。これは意識的に練習しないと習慣にならないと思う。普段から呼吸を意識することで、何かを学んだり必要な行動をする場合にも、より効果的なものにできるかもしれない。
呼吸というのは集中力を高めるだけでなく、気持ちを落ち着かせるという効果もある。ということでボクはいますぐ呼吸を意識して過ごそう。だってこれから歯医者に行くから、緊張の緩和が絶対に必要だからね。さて、諦めて行くとするかwww
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