内気な人間あるある事例
ボクは子供のころから見た目と現実のギャップに悩まされていた。本当は内気で救いようのないほどのビビり。いまで言えばコミュ障という状態なんだけれど、他人とのトラブルを避けるため、毎日全力で心のエンジンをかけて明るくふるまっていた。だから自宅に戻ればクタクタになる。それは成人しても同じ。
ところがその見た目をボクの本当の姿だと思われることで、もっともボクが苦手とすることをやるはめになった。小学校のころなら学級委員。学級会で壇上に上がって司会をするとき、手の震えが止められなくて内心ではいつもパニックだった。
中学生のときも水泳部のキャプテンになってしまい、生徒集会で水泳部の予算交渉のために演説をすることになった。最終的に思うように話せず、副キャプテンがフォロー。彼のおかげで、無事に新型のストップウォッチをゲットすることができた。
バンドをやっていると度胸があるように思うけれど、実際はまったく反対。緊張のあまりギターを持つ手が震えて、ステージに立ったときに歌詞がぶっ飛んだことが何度もあった。英語の歌詞だったので誰も気がつかなかったけれどwww
社会人になってから最高に緊張したのは、京都は祇園の芸舞妓事務所で働いていたとき。毎年1月7日には始業式が開催される。祇園甲部歌舞練場に祇園甲部の芸舞妓さん、お師匠さん、そしてお茶屋の女将さん等が集まる。その司会をすることになり、何度かやったけれど毎年前日に眠れないほど緊張した。
芸舞妓さんやお茶屋さんが集合することで、前年のお花代の売上優秀者の表彰があったりもする。京都市役所や観光協会幹部の来賓もいる。だから失礼があったら大変なので、前日には妻を相手に司会の練習を何度もやっていた。
最高に緊張したのは京舞井上流の襲名式の司会。現在の家元である井上八千代さんは五代目。まだ四代目がご存命だったとき、五代目への襲名披露の式典が京都の都ホテルで実施された。あのときの司会ほど緊張したものはない。関係者しか入れないので、マスコミは式典の直前だけ。それだけにかえって失敗できない。
いまから思えば、人前に立つだけで手が震えたり声がかすれるとい人間なのに、そんな修羅場をよく切り抜けてきたと思う。若いからできたんだろうなぁ。
そんなボクのように内気な人が、絶対に遭遇したくないというシチュエーションが書かれている記事を見た。
その場面を想像して、思わず苦笑してしまう内容ばかり。社交的な人にはわからないかもしれないけれど、ボクもこれらの状況に遭遇したくないと思う。記事から内容だけ抜粋してみよう
1. 公共の場でのプロポーズ
2.二次会
3.大勢の中から選ばれて話す
4.予期せぬ訪問者
5.自己紹介する
6.近くの会話が気になって仕方ない
7.公共の場で知っている人に出くわす
8.レストランでハービーバースデーを歌われる
9.サプライズパーティー
10.話を振られる
11.外交的な人の、理解に苦しむ行動
12.電話
13.自分のことを言わなくてはならないパーティーゲーム
海外でのシチュエーションが多いけれど、大体は内容を想像できる。内気な人には共感してもらえるはず。まぁ、たまには緊張するのもいいかもしれないけれどね。
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