我が家の猫は頑張り屋さん
今日は朝から緊張する日。慢性腎不全を患っている我が家の息子ニャンコの検診日だったから。
発症したのは2年前。ちょうど今ごろは食欲が落ちて心配の絶頂だった。食べたくなるようなものを色々試してみたけれど、一向に口にしない。それでこれはヤバいと思って11月11日になって猫専門の獣医さんのところへ連れて行った。そして慢性腎不全と診断された。
その時は1日置きの皮下点滴で病院に通ったけれど、ガリガリに痩せて体重は3.6キログラムしかない。首も曲がってきて、もうダメだと本気で覚悟した。それでも一週間くらい点滴を続けて、少しずつ食欲が回復。腎臓の数値もマシになってきた。
やがて1日置きの点滴が3日置き、5日置き、そして一週間置きに変わり、12月から薬を飲むようになって2ヶ月、そして3ヶ月と通院期間が伸びてきた。そしてちょうど1年前の11月には、半年ごとの通院でオーケイだと主治医の先生から言われた。
だから今年になって通院するのは5月以来の2度目。それでも久しぶりなのでやっぱり緊張する。完全室内飼いの猫なので、外に出ることだけでもストレスになる。なのにタクシーに乗せられて知らないところへ連れて行かれる。ミューナの気持ちになれば絶望的な気分だろうと思う
定期検診を気持ちよく行けるよう、必死で10月中に大掃除を済ませた。だから今日はようやく一息つける気分になっている。
いつもは体重を測って採血という手順。ところが今日はちょっとちがった。体重が5月より少し増えて、4.9キログラムほど。5キロ突破を狙っていたので残念だったけれど、3.6キログラムのことを思えば天国のような素晴らしい数字。
主治医の先生もそう感じてくださったようで、今日は丁寧な触診だけで採血はなし。腎臓病は治ることのない病気。だから現状維持しかできないけれど、体重が微増しているということは問題のない証拠。猫に無駄な負担をかけることを避ける先生なので、この体重なら採血して痛い思いをさせなくていいとのこと。
ただし高齢なので、食欲があっても体重が減ってくるようなら甲状腺の異常が考えられる。そのときはすぐに連れてきてもらって、甲状腺の検査をしましょうとのこと。もちろん食欲が落ちたら腎臓病の悪化なので、これまたすぐに連れて行かなければいけない。
ということで週に1度のペースでミューナの体重を測ってパソコンに記録しておくことにした。発病したときは14歳と5ヶ月だったけれど、それから2年が経過して16歳と5ヶ月まで元気に過ごしてくれている。
それは1日2回、欠かさず薬を飲んでくれているから。本当は嫌だと思う。だけどミューナは子供のころから頑張り屋さんで、老人になってもその性格は継続している。腎臓病の影響で便秘がちなことがあるけれど、何度もくじけずにトイレで頑張っている。今日も病院から戻って、しっかりとウンチをしてくれた。
高齢なので常に覚悟をしている。でも元気で頑張ってくれている姿を見ていると、1日でも長く幸せに過ごしてほしいと願わずにいられない。闘病は継続中だけれど、ボクたち夫婦もできるだけのことをしてあげようと思っている。
そんなミューナが病院に行った日は大変。アドレナリンが出るせいか、帰宅してからは興奮して落ち着かない。
こんな雰囲気で、午後になっても部屋中をウロウロと徘徊している。午後4時ころになってようやく落ち着いたみたい。きっと今夜は疲れて爆睡するだろうと思う。よく頑張ったね。お疲れ様。そしてボクと妻もお疲れ様でした。今日はビールでも飲むか。
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