Appleの「探す」は盗難証拠?
Appl製品で便利だと思うのが「探す」という機能。iPhoneでもMacBookでも、Apple製品なら自分のIDで登録している端末がどこにあるのかわかる。実際に紛失等で「探す」機能を使ったことはない。でもその派生的な機能として頻繁に使っているのが友達を「探す」というもの。
コロナ禍以来、買い物はボクが我が家を代表して行っている。だから妻はボクのiPhoneを「探す」機能でチェックすることで、どのあたりまで帰ってきたのかわかる。それに合わせて玄関の鍵を開けてくれたり、ランチの準備をやってくれている。
半年に一度になったけれど、ミューナの通院時にも「探す」機能を使っている。病院を出てタクシーで移動していると、妻が同じくボクのiPhoneをチェックして移動場所を確認できる。それでミューナの出迎え準備をして待っていてくれる。妻との待ち合わせ等にも便利に使っている。
そんな「探す」機能の本来の目的は、紛失や盗難に対するもの。ところがカナダでその機能が生かされていない事例が紹介されていた。
Appleの「探す」機能で盗まれたMacBookの位置を警察に知らせても捜索してくれないという報告
カナダのオンタリオ州に住む男性のMacBook Proが行方不明になった。それで「探す」機能を使って調べてみると、隣の家にあることがわかった。どうやら隣人が盗んだらしい。そう判断して男性は警察に通報すると同時に、パトカーの到着前に隣人にMacBook Proを返すように言った。
ところが隣人男性はそのことを否定しただけでなく、脅されたとして逆に警察へ通報したそう。そこで持ち主の男性は、「探す」機能で彼のMacBookが隣人の家にあることを示したスクリーンショットを警察に見せた。なのに警察官はそのことが理解できないらしい。
地方の警察なので知らなかったのか、それとも担当した警察官のITリテラシーが低いのかわからない。どちらにしても地元の警察としては、Appleの「探す」機能で令状を取ることは無理だと回答したそう。隣人は「探す」機能の誤作動だと言い張っているらしい。なのにその後も使っているようで、電源がオンになったことを「探す」機能は示していた。
今のところ警察は検討中らしい。好意的に見れば、アメリカの警察に問い合わせて同様の事例がないか確認しているのかもしれない。でも最初からAppleの機能を信用していないなら、適当に理由をつけ断る口実を探しているだけかも。
ボクが使っている印象では、GPS上の誤差はあっても、この「探す」機能は十分に盗難の証拠になると感じている。アメリカや日本の警察が、この「探す」機能に対してどのような対応をしているのかわからない。もし盗難の証拠にならないなら、この機能を信頼しているだけにかなりショック。
できることならAppleとFBIが協力して、この機能を証拠として採用することを世界に発信してくれたらいいんだけれど。実際はどうなのかなぁ。
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