青春真っ盛りのスパイダーマン
12月に入って一気に冬らしい気候になった。11月下旬まではシャツ1枚で外出した日もあったのに、今月になってからはセーターとダウンジャケットという真冬仕様になっている。我が家のマンションもそんな12月らしい雰囲気になった。
今日になって、マンションのエントランスロビーにクリスマスツリーが設置された。管理組合の理事さんによって出される時期が微妙に違う。早い年だと11月に出ていた時もあったけれどね。とにかく年末という雰囲気になってきた。
と言っても我が家は大掃除も終わっているし、正月に帰省する家もないし、おせち料理は作らないので、用意しなければいけないこともない。クリスマスに自宅でパーティーをするのと、お正月に好きな料理を作って、地元の灘の日本酒を楽しむ程度。とにかく家族3人が無事に年末を迎えられることに感謝しかない。
なんせ80代の猫を含めて年齢層の高い家族。だから年末を普通に過ごせるほど幸せなことはない。若かった青春時代は記憶のはるか彼方だけれど、映画という娯楽によってその感覚を追体験することができる。とても気持ちのいい青春映画を観た。
2022年 映画#193
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(原題:Spider-Man: Far From Home)という2019年のアメリカ映画。唯一観ていなかったトム・ホランドのスパイダーマン作品を追いかけている。全3作のうち、この作品が第2作目になる。
第1作も戸惑ったように、この第2作もマーベル・コミックのパターン通りとなっている。このシリーズとは直接に関係ない『アベンジャーズ/エンドゲーム』という作品の世界が引き継がれていた。だから第1作でスパイダーマンの保護者役だったアイアンマンは死んだことになっている。
マーベルのファンは喜ぶ展開だろうけれど、このシリーズしか観ていないボクとして事情を理解するのに時間がかかってしまった。ということで今回の保護者役になるのはサミュエル・L・ジャクソンが演じるニック・フューリーとなる。
スパイダーマンことピーター・パーカーは、前回と同じく高校生。つまり青春の真っ只中で、思いを寄せているミシェル・ジョーンズ、つまりMJが気になって仕方ない。このMJを演じているゼンデイアがとてもいい雰囲気で、この作品を見事に盛り上げている。前作ではあまり目立たなかったけれどね。
高校の科学クラブでヨーロッパに行くことになった。ピーターはパリでMJに告白することで頭がいっぱい。フューリーから何度も連絡が入るのに無視していた。スパイダーマンとして世界を救うことより、恋人を作る方が優先しているのがいいよね。トム・ホランドのスパイダーマンは、高校生らしさが遠慮なく出されていて好感が持てる。
今回の敵役となるのは、ミステリオと呼ばれる別宇宙からやってきたヒーロー。でもその正体はアイアンマンにクビにされた技術者だった。ミステリオはドローンを使ったホログラムで怪物を作り出し、自分が退治したように見せかけてきた。それでフューリーたちに接触して、アベンジャーズの一員になろうとしている。
目的は死んだアイアンマンに代わってアベンジャーズを支配すること。ピーターはそんな彼を信じたことで、アイアンマンから委託された大切な物を奪われてしまう。彼の心はMJへの告白で頭がいっぱいだったからねwww
もちろんハッピーエンドで終わる。MJもピーターがスパイダーマンだと気づいいて、彼の告白を待っていた。そんな幸せな二人が先ほどの写真。でもこの直後に大変なことが起きる。ということで第3作目につながるというエンディングだった。
トム・ホランドのスパイダーマンがお気に入りになったので、近いうちにこの続きを観ることにしよう。MJも可愛いしね。
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