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高羽そらさんインタビュー

一発でイメージの上書き完了

シリーズ化されている小説を読み込んでいくと、巻が進むごとに登場人物のイメージが蓄積されていく。それは主観的なものでしかないけれど、揺るぎないイメージとなっていくのは事実。ただその作品が映像化された場合、内容によってはイメージと合致しないことがある。

 

このブログで何度も書いているように、『ジャック・リーチャー』シリーズは映画が初見だった。それゆえ主演したトム・クルーズの印象が拭えない。ところが原作のキャラは見かけからしてちがう。原作のジャックは190センチ台の大男で金髪。つまりトム・クルーズとはイメージがかけ離れている。

 

原作を読めば読むほど、そのキャラのギャップに悩まされていた。ということで今年の2月に配信されたドラマ版の『ジャック・リーチャー』を観ることにした。シーズン1は8話構成になっている。早速第1話を観た。そしてわずか15分ほどでジャックのイメージが上書きできた。それほど完璧なキャストだった。

 

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2022年 映画#204

『ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~』(原題:Reacher )シーズン1・エピソード1『マーグレイヴへようこそ』という2022年のアメリカドラマ。

 

写真がドラマ版のジャック・リーチャー。トム・クルーズと雰囲気のちがうことが一目でわかると思う。演じているのはアラン・リッチソンという俳優で、あまり知らない人だけれど1話を観ただけで大好きになってしまった。

 

まさに彼こそが原作のジャック・リーチャー。見た目だけでなくセリフの言い回し、アクションの素晴らしさ、卓越した観察力とい分析力、そして女性にモテるという重要なポイント。これらを全て満たしている。時おり見せる甘いマスクは、トム・クルーズに負けていない。

 

この作品は原作の第1弾である『キリング・フロアー』という作品が映像化されている。邦題に『アウトロー』が付いているのは、映画の『アウトロー』を意識したからだろう。映画に媚びているようなので、必要のないタイトルだったと思う。

 

このドラマが気に入ったのは、原作に忠実に作られていること。細かい会話やストーリー展開が、原作に沿って構築されている。おそらく演じているアラン・リッチソンは原作を読み込んで、本気で役作りをしたんだと思う。申し分のないジャックだった。

 

そして警察の紅一点で登場するロスコーという女性警官もイメージどおり。やはり美人でないとね。ジャックが服を買いに行くシーンがあって、ロスコーはそれに立ち会う。試着室で筋肉モリモリのジャックの上半身を見たロスコーが本気で照れる。この演技が素敵で映画版の『アウトロー』におけるロザムンド・パイクを思い出した。

 

第1話はアトランタ州のマークレイブという街にやってきたジャックが、いきなり殺人の容疑者として逮捕される場面で始まる。容疑は晴れるけれど、一時的には刑務所へ閉じ込められる。そこで彼はこの街にはびこっている陰謀に気が付く。なにせ元陸軍の優秀な憲兵だったから。

 

それでもこれ以上巻き込まれるのを嫌い、ジャックはこの街を離れることを決意する。だけどそうはいかなくなった。なぜなら殺人の被害者は、ジャックの唯一の肉親だった兄のジョーだったから。街に残ったジャックは、兄を殺した人間の命を奪うことを決意するというシーンで終わる。

 

原作を読んでいるので結末を知っているけれど、絶対に続きが見たくなる構成になっていた。時間を見つけては、少しずつ新しいジャックを楽しんでいこうと思っている。すでにシーズン2の制作も決まっているそうなので、当分は楽しめそうでうれしい。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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