トム・ホランドって誰かに似てない?
先日に『スパイダーマン』の最新作をすべて観て、主演していたトム・ホランドが大好きになった。大人になりきれないスパイダーマンというキャラにぴったりだったと思う。そのトム・ホランドを観ていて、誰かに似ているよなぁと考えていた。だけど思い浮かばない。
だったらもう少しトムの映画を観よう。そう思ってこの映画をチョイスした。
2022年 映画#207
『アンチャーテッド』(原題:Uncharted)という2022年のアメリカ映画。テレビゲームの映画化とのこと。だけど映画用に脚色されていて、オリジナルストーリーと考えていいらしい。まったく知らないゲームなので、ボクとしては良かったかな。
簡単に言えば現代版の『インディージョーンズ』という作品。主人公のネイサンは両親を亡くして兄と施設暮らし。でもネイサンが10歳のとき、二人で博物館に忍び込んで逮捕された。それで兄は施設を脱走して、ネイサンはいつか兄に会えることを信じて成人した。
凄腕のバーテンダーとして働きながら、スリとしての才能で稼いでいた。そんなある日、サリーという男が接触してきた。兄と一緒に活動しながら、世界を航海したマゼランの隠した金塊を探していた。兄はある人物に殺されてしまったが、弟のネイサンなら金塊の謎を解けるだろうと誘いをかけてきた。
ということでネイサンとサリーの宝探しが始まる。二人に対抗するのはモンカーダという大富豪。モンカーダはサリーの元カノであるブラドッグを雇い、かつサリーやネイサンの兄と活動していたクロエという女性をスパイとしてネイサンたちの元へ送り出していた。
新しい映画なので、ネタバレはこの程度にしておこう。金塊が隠された場所を探す過程は、新しい映画らしく工夫されていた。でもストーリー構成としては、先ほど書いた『インディージョーンズ』等の作品を模倣したような雰囲気で、特に目新しい内容ではない。
でもネイサンを演じたトム・ホランドのアクションのテンポ感がとてもよくて、最初から最後まで楽しく観ることができた。まさにスパイダーマンという動きで、CGも工夫されているので劇場で観たくなるシーンばかりだった。
そしてサリーを演じたマーク・ウォールバーグ、そしてモンカーダを演じたアントニオ・バンデラスというベテランが脇を支えていたので、なかなか見応えのある娯楽作品になっていたと思う。エンドロールでは思い切り続編を匂わせていたので、おそらく制作されるだろう。
さて、トム・ホランドが誰に似ていると感じたのか? この映画を観て、ようやく思い浮かんだ。
ボクがイメージしたのは、若いころのマイケル・J・フォックス。アクション俳優ではないけれど、小柄でちょこちょことマメに動き、必死になってもドツボにハマっていく雰囲気がよく似ている。特にこの映画のトム・ホランドは、マイケルを思い出すようなシーンが多かった。
逆に言えば、もし『バック・トゥ・ザ・フューチャー』がリメイクされるとしたら、マーティーの役はトム・ホランドで決まりだと思う。彼ならまったく新しい作品として映画化できそうな気がする。ただ問題はドクだよね。あの独特なキャラを演じられる俳優さんが思いつかない。どんな俳優が挑戦しても、クリストファー・ロイドのドクを超えるのは難しいだろうなぁ。
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。