やはりこうでなくっちゃね
2023年の3ヶ日も終わり、今日の神戸六甲はようやく街が動き始めた印象だった。まだ正月休み中の店舗もあったけれど、ゴミの収集も始まったし、スーパーもほとんどが営業している。すでに通学している神戸大学の学生を見かけたし、JR六甲道駅ではカートを引きずった帰省帰りらしい人が大勢いた。
ボクも今日から完全にいつもどおりのパターンに戻った。オヤツと夕食で残ったお餅を食べてしまうので、胃のなかの正月気分も今日で終わり。新作小説も追い込みをかけないとダメなので、気合いを入れ直している。
さて現在鑑賞中のドラマが、ますます原作の良さを見せてくれている。やっぱりこうでなくっちゃ、という気分になれる回だった。
2023年 映画#2
『ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~』(原題:Reacher )シーズン1・エピソード4『木の中』という2022年のアメリカドラマ。
エピソード3の感想については、『今年も多くの物語に出会った』という記事に書いているので参照を。
事件の真相に近づいていくジャック・リーチャー。そして彼に協力するフィンリー警部と女性警官のロスコー。町長兼警察署長のティールは、偽札犯罪に関わっているクライナー工業を捜査するなとフィンリーを脅す。街全体は犯罪を隠蔽しようとしていて、ジャックたち3人は完全に孤立していた。
さらなる悲劇が、殺されたジャックの兄であるジョーの秘書に起きた。ジョーの恋人でもあったモリーは、ジョーの捜査資料をジャックに渡そうとする。だけど二人が出会う直前に邪魔が入り、モリーは殺されて書類も奪われてしまう。事件はいよいよクライマックスに近づいてきた。
さて今回のドラマは、原作と映画の違いがモロに出ている。映画のジャックはトム・クルーズ。彼のイメージに合わせて映画化されているので、ジャックのキャラがちょっと違う。ボクはすっかり原作に親しんでいるので、ジャックのイメージは完全に原作サイド。
原作のジャックらしいシーンが今回はいくつもあった。敵だとみなした人間は容赦なく殺す。そのうえ遺体の扱いも乱暴。ジャックの命を狙った殺し屋を返り討ちにしたあと、車のトランクに詰めるために遺体の両足をボキボキと折っていた。
さらにようやくロスコーとのベッドインも今回。マドンナとの恋愛はこのシリーズの必須事項。少し軟派なジャックなんだけれど、良い加減な付き合いはしない。今回のロスコーとの関係も真剣で、相思相愛と言ってもいい。条件が整えば二人は生涯を共にした可能性もある。結果は知っているけれど。
もう一つ笑ったのが、ホテルに宿泊するシーン。スイートルームしか空室がない。そこでジャックはぼんと現金を出す。驚いたロスコーが金の出どころを聞くと、返り討ちに合わせた殺し屋のポケットから拝借したとのこと。
これはジャックがよくやる方法。自分の命を狙った人間を殺すと、遺体から現金やカードを拝借して使う。これも映画のジャックは絶対にやらない。ボクは今回のシーンを見て、思わずニヤリとしてしまった。やっぱりジャックはこうでなくっちゃ。残すところ4回。まだまだ楽しめそうでワクワクしている。
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