認知症を歯磨きで防ごう
男性の60歳は厄年になる。昨年に年男だったボクは、ある意味厄年的な1年だった。その代表と言えるのが歯のトラブル。
高校生時代の治療の尻拭いと、数年前に抜糸した親不知の影響で、歯茎がやられてしまった。そのうえコロナ禍で歯科の定期検診を延期したことが災いして、昨年の後半はずっと歯医者通い。結果として2本も抜歯するという最悪の結果になってしまった。
さすがにこれは辛い。そこで一念発起して、昨年の後半から徹底的なフロスを実施している。食後3回の歯磨きは欠かさず、かつデンタルリンスで歯周病菌の殺菌を意識している。もちろん歯間ブラシも使っている。そのせいか、ここ数ヶ月の歯と歯茎の状態が良好。3月に定期検診の予約をしているので、歯科医から問題がないと言ってもらえると思っている。
そこまで歯の状態、特に歯周病対策をしているのは、アルツハイマーの予防になると考えているから。
「アルツハイマーになりたくなければフロスせよ」 北欧の学者がそう説くワケは?
以前のブログでも書いたことがあるように、アルツハイマーの原因が歯周病菌というのが定説になりつつある。リンク先の記事には、その説について最新の結果がくわしく書かれている。
アルツハイマーの特徴としては、脳にタンパク質のプラークができること。アミロイドβと呼ばれていて、これが脳内で炎症を起こして脳細胞を死滅させていくことはわかっている。ただしなぜアミロイドβのプラークができるのか、そしてその治療法はわかっていない。
現状においてアルツハイマーの治療法はない。アミロイドβのプラークをなくす方法が確立されていないから。いつかはそんな薬が登場するかもしれないが、現段階においてはアミロイドβの発生を抑えるしかない。
リンク先の記事によると、アミロイドβはどんな動物でも持っている。この物質の機能は、細菌を攻撃するということがわかっているそう。細菌に感染したとき、アミロイドβが活躍することで人間を含めた動物は命を守ることができる。
さらに最新の研究によると、アルツハイマーを発症した人の多くが重症の歯肉炎等を患っていることが明確にされた。そしてヘルペスを発症した人が投薬をやめると、アミロイドβが増えてアルツハイマーになる人が多いそう。
つまり口内で歯周病菌やヘルペスウイルスが暴れだすと、それを抑えようとしてアミロイドβが増える。その結果として、脳内にアミロイドβのプラークができてしまうのではないかというのが、アルツハイマーの原因として有力視されている。
ある程度の年齢になってくると、口内の免疫力が落ちてくる。どうしても歯周病菌が増えやすい。そこで菌への対応をアミロイドβに任せるのではなく、歯茎が炎症を起こす前に歯周病菌をやっつけてしまうのがベスト。要するにフロスがアルツハイマーの予防に有効だということになる。
だから快適に食事をするため、そしてアルツハイマーの予防という意味でも、これからも頑張って丁寧に歯磨きをしようと思っている。そして定期的に歯科医へ通って、専門家の意見を取り入れいくことが大切だと思う。
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