優れた人ほど足を止めない
アーティストでも作家でも、成功した優れた人ほど足を止めない。常に意欲的に前進していて、新作を送り出してくる。
通算10作目のアルバムとなる『ミッドナイツ』をリリースしたばかりのテイラー・スウィフトは、リリース時にはビルボードのトップ10を彼女の曲が独占するという快挙を成し遂げた。そしていまも『Anti-Hero』はベスト10に残っている。そんな彼女が先ほどの曲と『Bejeweled』に続く3曲目のシングルをリリースした。そしてミュージック・ビデオも公開された。
『Lavender Haze』というタイトルの曲で、とてもセクシーなテイラーを見ることができる。本当に足を止めないアーティストだと思う。リンクを貼っておこう。
そして来月に9作目のアルバムをリリースする予定のピンクも、そのアルバムから2曲目のシングルをリリースした。同じくミュージック・ビデオも公開されている。ニューアルバムのアルバムタイトルになる『TRUSTFALL』という曲。『信用失墜』という意味かな?
2児の母もであるピンクも、足を止めずに活動を続けている。この新曲も彼女らしい軽快なポップで、とても楽しいビデオだった。空を飛びたくなるよなぁ。同じくリンクを貼っておこう。
そして物語において足を止めない優秀な主人公のドラマを観た。ついに最終回だけれど、それは新たな旅の始まりでもある。
2023年 映画#17
『ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~』(原題:Reacher )シーズン1・エピソード8『パイ』という2022年のアメリカドラマ。
エピソード7の感想については、『偽札製造のカラクリに脱帽』という記事に書いているので参照を。
ついにドラマ版のジャック・リーチャーが最終回を迎えた。ボクのなかでは映画版のトム・クルーズは完全に別物として分離できている。映画は映画で素晴らしいけれど、ドラマ版のジャックはアラン・リッチソンで固定化できた。
今回は最終回なので、悪者をひたすらやっつけるシーンが中心。偽札を製造していたのはクライナー工業で、町長と警察署長を兼ねるティールも関わっている。ジャックの兄だけでなく、その他の殺人の実行犯はクライナー工業の跡継ぎ息子であるKJだった。
ジャックが人質になった女性警官のロスコーたちを助け、偽札製造の拠点を爆破するシーンがクライマックス。このあたりのシーンは映画レベルの質の高さなので、最高に見応えがあった。このシリーズ作品の1作目をドラマ化したのは大成功だったと思う。
ジャックとロスコーは相思相愛だったけれど、二人の人生は別の道を進むことになる。ロスコーは街を立て直すために町長に立候補する。でもジャックは一つの街に縛られた生き方はできない。『男はつらいよ』の寅さんと同じタイプだから。それゆえジャックが街を離れていくところがラストシーンになる。これは映画でも同じだよね。
反響は良かったようで、シーズン2の制作が決まっているそう。邦訳されているシリーズはすべて読破しているので、どの作品がシーズン2に選ばれるのか楽しみ。日本語になっていない作品でもいいかも。もう一度このジャックに会えることを首を長くして待っている。
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