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高羽そらさんインタビュー

廃坑で電気を蓄える方法に感動

電気代の値上がりがネットで話題となっている。ボクが暮らす神戸の関西電力圏内は、原発が稼働していることで値上げの申請は出ていない。でも原発が停止している地域では、大幅な値上げが申請されている。作られる電気と使われる電気のバランスが、大きく崩れているということだろう。

 

そのバランスを適正にするためには、電力を貯めるということが重要になってくる。気候条件が最適な時期に再生可能エネルギーで電気を作っても、それを保存しておかないと需給バランスを適正にキープできない。

 

ところが一般的なバッテリーは劣化しやすいし、少しずつ放電していく。そんな電気を蓄えることに関して、画期的な方法が検討されている。ボクはその方法をみて感動してしまった。

 

廃坑を「重力バッテリー」として利用することで、世界の電気をまかなえる可能性

 

リンク先の記事のタイトルを見たとき、廃坑を使った「重力バッテリー」の意味が想像できなかった。それで内容を読んでみると、なるほどと思って感心した。

 

世界には廃坑が数えきれないほどある。それは日本も同じ。そんな使われない廃坑に電気を貯めておこうという方法。といってもバッテリーを廃坑に置くということじゃない。重力という位置エネルギーを利用することで、形を変えて電気を蓄えていくという方法。

 

具体的には安く作った電気で、廃坑のリフトを使って大量の砂を廃坑の上部まで運んでおく。ここで電力が砂という物質に転化される。そして電力が必要となったら、この砂をリフトで下降させて発電機のタービンを回すという方法。電気エネルギーを一時的に砂に変えることで、その砂で電気に戻そうというもの。

 

シンプルだけに、廃坑の既存インフラを再利用しやすい。研究チームの試算によると、『地下重力蓄電のコストを1キロワット時に換算すると、1~10ドル(130~1300円)である』とのこと。かなりコストを抑えられる。

 

世界の廃坑は中国、インド、ロシア、米国に集中しているそう。これらの廃坑を利用すると、世界全体で7~70テラワット時を発電できる可能性があるらしい。2021年の世界の電力は25テラワット時とのことなので、廃坑を利用することで世界の電力需要をカバーできる潜在能力を持っている。

 

本気でこの「重力バッテリー」に取り組めば、エネルギー問題を解決する原動力になるような気がする。ただし、大きな課題がある。それは廃坑が存在するとされている国が協力できそうにないということ。

 

中国、ロシア、米国というラインナップだけで、絶望的な気持ちになってしまう。これらの国家がエネルギー問題のために強調するとは思えない。世界から戦争の脅威が消えない限り、「重力バッテリー」が実用化されることはないと思うなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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