スマホ充電中に感電死
先日、1年半ほど使ったiPhoneのイヤホンを買い替えた。聴力が増したかと思うほど快適に音楽を聴ける。買い替えた理由はイヤホンケーブルの劣化。
Apple製品は見た目が綺麗。ただケーブルに関しては劣化が激しい。白い被覆が劣化してくると、裂け目ができたり剥がれてしまう。以前使っていたiPhone6sの充電器なんて、黄色いビニールテープがあちこちに巻かれてミイラのようになっていた。
ビニールテープで補修するなんてみっともない。そう思う人は支障がなければそのまま使うかもしれない。でも横着していると、命を落とすことになりかねない。実際にそんな事故が起きている。
事件が起きたのはタイでのこと。34歳の男性が職場に出勤してこない。それで同僚がその男性の自宅を訪ねると、亡くなっていたことがわかった。死因は感電死らしく、スマートフォンに手をおいたままで横たわっていたそう。
亡くなった男性が使っていたスマートフォンの機種はわからない。スマートフォンを充電しながら寝ていたらしく、充電器の被覆の劣化によって漏電したのだろうと考えられている。
タイでは過去に同じような事故が発生している。金属製ベッドに接触したケーブルから感電死した17歳、スマートフォンを充電しながらヘッドフォンで音楽を効いていた16歳、そしてベッドの上でゲームをしていた54歳の人が感電死している。原因はやはりケーブルからの漏電らしい。
ボクは20代のころに火災報知器のメンテや施工の仕事をしていた。弱電だけれど、仕事中にピリピリと電気を感じる経験が何度もあった。そのせいかケーブルには神経質なところがあって、常に被覆が剥がれたり割れていないかチェックする癖がある。
だからiPhone関連でケーブルの劣化を見つけたら、早急にビニールテープで応急措置をする。100ボルトの電圧であっても、電流の流れ方によっては命に関わるから。スマートフォンのケーブルだと思って舐めてたら怖い。
ただタイでこうした事故が多いのは、別の要因があるような気がする。リンク先の記事にも書かれていたけれど、純正ではない劣悪なサードパーティー製品が出回っていたり、配線が剥き出しになっているのに平気で使っている人が多いのかもしれない。そうでないとこれほど事故が多発することはないと思う。
どちらにしてもスマートフォンを枕元に置いて、就寝中に充電するのはやめたほうがいい。劣化したケーブルの被覆に寝ぼけて触ってしまうかもしれないからね。
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