こんな兄が欲しかったな
今朝のブログで書いたとおり、朝一番に歯科検診に行ってきた。昨年の11月に治療が終了してから、かなり気合を入れて歯のケアを継続してきた。その成果はあって、歯石が溜まっていたこと以外は狙っていたとおり。
レントゲンを撮ってもらって歯を支える骨の状況も確認してもらえた。昨年の不具合の根源だった歯茎に関しては完璧。以前は腫れや歯肉炎を指摘されていたけれど、今日の検診では歯茎にまったく問題なし。これが一番嬉しかった。
気になるのは歯石くらい。体質的に歯石ができやすいのかな？ 次の検診は６月なので、歯茎のケアはもちろん、歯石に関しても及第点をもらえるように意識してみよう。とにかく歯がツルツルになったので、今夜は気持ちよく眠れると思う。
さて話はガラッと変わる。ボクは長男で、妹が二人という暮らしだった。親戚が集まっても、いつもボクが最年長。それゆえ無理な話なんだけれど、年上の男兄弟が欲しいとよく思っていた。兄が無理なら、弟でもいいなと思ったこともある。
ボクの父親はいろいろとあったので、実は一緒に暮らしていない歳の離れた弟はいるんだけれどね。ある映画を観て、こんな兄なら欲しかったなぁと感じた。ただしとんでもない奴なので、そのキャラのままだと困ったかもしれないけれどwww
2023年 映画＃38
『ジャングルランド』（原題：Jungleland）という2020年のアメリカ映画。その兄を演じているのは、『パシフィック・リム』という映画で好きになったチャーリー・ハナム。この映画ではどうしようもない兄を演じている。
チャーリー・ハナムが演じるのはスタンというボクシングのトレーナー。弟はライオンというリング名で、才能のあるボクサーだった。そんな弟の才能に賭けたスタンは、ライオンを使って成功者になろうとしていた。だけど金銭にルーズなスタン。
弟の試合で賭け事がバレて、ライオンはプロライセンスを剥奪される。だから二人が稼いでいるのは『ファイトクラブ』という映画のようなストリートファイトの試合。それでも借金を抱えたスタンは、マフィアから逃げ回っていた。
そんなある日、金の貸主からある話を持ちかけられる。サンフランシスコで優勝すれば一攫千金となる試合にライオンを出場させてやるとのこと。それで借金も消えるし、二人は裕福な生活を送ることができる。ただしスカイという謎の女性をある場所まで運ぶことが課せられた。
このスカイはあるマフィアの大物ボスの愛人だった。そのボスは後継が欲しくてスカイを妊娠させた。ところがスカイはボスの元から逃亡していた。ということで３人の奇妙な旅が始まる。困ったのはスカイとライオンが恋仲になってしまったこと。
ライオンは兄の横暴に愛想を尽かし、スカイと共に逃げてしまった。そしてマフィアに捕まって殺されそうになったスタン。そのとき、助けに来たのは弟のライオンだった。ライオンは兄を助けるために銃を乱射してボスを含めたマフィアたちを皆殺しにしてしまう。
そして目的の試合に臨んだライオン。もちろんセコンドにいるのはスタン。だけど殺しを知った警察が試合会場までやってきた。そこでスタンやようやく兄らしい行動に出る。マフィアたちを自分が殺したことにして警察に自首した。そして試合会場から去ろうとするとき、形勢逆転したライオンの勝利が告げられるというラスト。
スタンは弟を搾取してきた最悪の兄。だけど本気で弟を愛しているのが伝わってくる。だからこそラストシーンに納得できる。ストーリーとしては酷い物語だけれど、スタンという人間がとても魅力的だった。チャーリー・ハナムの素晴らしい演技が光る作品だったと思う。
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