アーサー王を使う必要ある?
週末ということで洋楽の新譜チェックが楽しい。昨日の10日は、ずっと待っていたマイリー・サイラスのニューアルバムがリリースされた。2年半ぶりで通算8枚目となる作品。
このセクシーなジャケットは『Endless Summer Vacation』というタイトル。すでに『Flowers』というシングルがリリースされていて、世界中で大ヒットしている。先週になってようやくビルボードのアメリカチャート1位を降りたけれど、それまでしばらくは独走状態だったからね。
彼女は現在の女性ミュージシャンたちのなかで、真のロック魂を持った人だと思う。これからじっくりとニューアルバムを聞き込む予定。このアルバムのリリースと同時に新しいシングルも発表された。ということでそのミュージックビデオをリンクしておこう。『River』というタイトル。この曲もヒットしそう。
さて、読了したけれどあまりコメントしたくない作品を記録しておく。全4巻の3巻を読み終えた。最終的な感想は第4巻を読了した時に書くつもり。まぁ、あまり気分の良くない作品だからね。
2023年 読書#27
『はだしのゲン 第3巻 麦よ出よの巻』中沢啓治 著という作品。
続いてとても面白い映画なんだけれど、なぜこのキャラを使ったのか分からない作品を観た。
2023年 映画#41
『キング・アーサー』(原題: King Arthur: Legend of the Sword)という2017年のアメリカ・イギリス・オーストラリアの合作映画。イギリスを舞台としたアーサー王伝説に基づいて作られた作品。先日、チャーリー・ハナムが出演している映画を観た。それで彼を観たくて選んだ。
ボクはイギリス好きを自認するだけあって、アーサー王伝説が大好き。実在の人物かどうかは別にして、アーサー王に関する多くの作品をこれまで読んでいる。この伝説を元にした物語は数多い。それだけ魅力的な伝説だということ。
ただその伝説には、古代のイングランドを感じさせる独自の空気感がある。だからその世界観を大切にしていない作品に触れると、少し残念な気持ちになる。これは日本における時代小説を考えたらわかるはず。フィクションなのである程度の逸脱はいい。だけど時代考証とまではいかなくても、その時代の空気感は大切にしてほしい。
この映画は娯楽作品としては大好き。アーサー王を演じたチャーリー・ハナムは最高だったし、脇役たちもキャラが立っていて面白かった。この伝説には魔術が登場する。ボクとしては魔術師マーリンがメインで登場しないので残念だった。それでもCGや戦闘シーンはとても良かった。
そして悪役のヴォーディガンを演じたジュード・ロウの演技にワクワク。普段は好感度の高い役柄が多いだけに、悪魔の化身となった彼を見るのは楽しかった。要するに映画としては最高に楽しめる作品だった。
ただアーサー王を使う必要ある? これが正直な感想。アーサー王の剣であるエクスカリバーを魔法のメインとするためだけに、この設定を選んだように感じてしまった。ラストの円卓なんか、仕方ないから挿入したという雰囲気。無理やり伝説のエピソードがはめ込まれていて、アーサー王伝説のファンとしは興醒めする場面が多々あった。
この雰囲気で作るなら、完全に別のキャラを仕立てたら良かったのに。ガイ・リッチー監督の作品は好きだけれど、この映画の設定はちょっと残念だったなぁ。
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