女性版ジョン・ウィック最高!
未明に寒冷前線が通過して、六甲山に近い我が家は強い風で安眠妨害された朝だった。久しぶりに寒の戻りという雰囲気で、ちょっと肌寒く感じる1日。それでもこれで平年並みの気温のはず。昨日まで気温が異様に高かっただけのこと。
少し冬を思い出す気温ながら、街は着実に春へと向かっている。先日は早咲きの桜を見た。そして今日も春の到来を感じる花たちに出会った。
まずはユキヤナギ。この花は桜が咲いている時にも残っていることがある。春らしい華やかさを感じる。
そして木蓮も満開だった。メジロはあちこちで見かけるし、沈丁花の香りも至る所で感じる。これでツバメが帰ってきて、桜が開花したら完全に春だね。今年は3年ぶりに福井県まで花見に行けたらいいなと思っている。
ちなみに今日からマスク着用が個人の判断に任されることになった。今日見た限りでは、先日までと変わらない雰囲気。スーパーでは店員さんもお客さんも、誰もがマスクを着用していた。花粉症の時期でもあるし、お花見シーズンになれば昨年との違いを感じるようになるかも。
さて、女性版『ジョン・ウィック』という印象の映画を観た。つまりたった一人で復讐を遂げるというアクション映画。意外な女優さんが主演していたので、観ることができてラッキーだと思える作品だった。
2023年 映画#42
『ライリー・ノース -復讐の女神-』(原題:Peppermint)という2018年のアメリカ映画。主人公のライリー・ノースを演じているのはジェニファー・ガーナー。どちらかと言えば地味な印象が強い女優さんで、ベン・アフレックの元妻という言葉がすぐ出てしまう。
ところがこの映画では見事なアクションを見せてくれていて、彼女の新しい一面を知ることができた。年齢を考えると同じような映画は難しいかもしれないけれど、ジェニファー・ガーナーという女優さんの新しい魅力が爆発した良作だと思う。
ライリーは普通の主婦。子供のママ友から嫌味を言われても、黙って我慢しているタイプ。夫のクリスも真面目な整備工だったが、稼ぎが少ないので妻や娘に満足させてやれていないことを気に病んでいた。それである儲け話に首を突っ込みかけた。
すぐにヤバいと思い断った。だけど遅かった。それは麻薬組織の金をネコババするという計画で、クリスにその話を持ち込んできた友人は殺された。そしてクリスも命を狙われる。結果として襲われた現場にいた夫と娘が銃殺されてしまった。
ところが警察は麻薬組織に買収されている。なおかつ弁護士はライリーまで買収しようとした。彼女は実行犯の顔を見ていたから。その申し出を断ると、今度は裁判の判事まで買収された。そして犯人は無罪になって釈放される。
それから5年後。この事件に関わった加害者の関係者が次々と殺されていく。もちろん兵士並みの銃で武装しているのはライリー。5年の間に世界中を駆け回り、特殊な訓練を受けたという設定。まぁ正直言って、これはちょっと無理があるけれどねwww
だけどそこはスルーしておけばいい。とにかく復讐劇が最高に気持ちいい。実行犯だけでなく弁護士や判事まで殺している。そのうえ夫と娘が殺されるきっかけを作ったママ友の家にも押しかけて脅している。このシーンは最高だった。
もちろん麻薬組織も壊滅させた。まさに女性版ジョン・ウイック。復讐という強い動機があるので、主人公に感情移入して観ることができた。良かったのは彼女が死にそうで死ななかったこと。そして彼女の行動を理解した刑事によって、警察に捕まらないよう逃がされる。なぜなら彼女が殺したのは、悪党ばかりだったから。殺し方が気持ち良かったので、ストレス解消には最高の作品だと思うよ。
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