今年一番笑った映画かも
昨日に彼岸入りとなったことで、今日は朝から春らしい晴天。ボクは「暑さ寒さも彼岸まで」と言う言葉が大好き。彼岸入りしただけでこの時期は暖かくなった気がするし、秋の彼岸は涼しくなったと感じる。思い込みの効果的な使い方かも。
太陽が出ている時間も長くなって嬉しい。1年365日変わらずに午前6時半までには起きている。3ヶ月前には東向きのバルコニーの外は真っ暗だった。だから日の出の瞬間を見ながら朝ごはんを食べていた。でも最近は起きてカーテンを開けると太陽の光が差し込んでいる。老猫のミューナも早起きになっているので、いよいよ本格的な春だね。
そんな春らしい、思い切り笑える映画を観た。過去に観たことはあるけれど、詳細な部分が思い出せない。それで久しぶりに観ることにした。
2023年 映画#47
『デンジャラス・ビューティー』(原題:Miss Congeniality)という2001年のアメリカ映画。オスカー女優であるサンドラ・ブロックの代表作のひとつ。シリアスな作品でも素晴らしい演技を見せてくれるサンドラだけれど、こうしたコメディも本当にうまい。最近では『オーシャンズ8』のデビー・オーシャン役は最高で思い切り笑った。
久しぶりにこの映画を観たけれど、サンドラ・ブロック演じるグレイシーのキャラに釘付けになってしまった。本当によくできたキャラで、彼女にしか演じられないと思う。前半の野暮ったいFBI刑事から、ミスアメリカのコンテスト出場者に変身する場面はマジで最高。美しさに見惚れてしまう。
『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイが垢抜けしていく様子も楽しかったけれど、インパクトはこのグレイシーの方がはるかに強い。連続爆弾犯を逮捕するため、コンテストの会場に出場者として潜入することになったグレイシー。結果として爆弾犯は関与しないけれど、別の爆弾事件を未然に防ぐという物語。
コメディなのであり得ないストーリーなのは事実。でもそんなことにこだわっていたらコメディ映画を楽しめない。とにかく愛すべきグレイシーのキャラを楽しむための作品だろう。子供時代のネタ振りが最高に効いている。
そしてこの映画で欠かせないのは、美容コンサルタントを演じた名優のマイケル・ケイン。ボクの大好きな俳優だけれど、このゲイのコンサルタントが本当に素敵だった。マイケル・ケインとサンドラ・ブロックが組んだら、どんな脚本でも面白くなるだろうと思う。
過去に観た当時は、バカっぽい映画だと思った。でも久しぶりにじっくり観ると、脚本のセリフは巧妙に仕組まれているし、俳優たちの演技も完璧に計算されているのを感じた。ちょっとしたシーンにも、細心の注意を払って演出されているのがわかる。それに応えている俳優たちもすごい。
この作品には続編がある。実は続編を観ていない。今年一番かと思うほど笑わせてもらったので、続編を近いうちに観ようと思っている。マイケル・ケインは出演していないけれど、ドリー・パートンが本人役で出ているみたい。同じように笑えますように。
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