この先のコロナとの付き合い方
ゴールデンウイークに入って、ほっとするニュースを目にするようになった。新型コロナによる行動制限がないゴールデンウイーク。東京駅や京都市内の混雑を見ているだけで、大きな山を乗り越えたような気持ちになれる。
昨日は京都の下鴨神社で流鏑馬神事が行われた。葵祭の前儀として知られていて、平安時代の武士の衣装を身につけた人が馬上から矢で的を撃ち抜く。今年は4年ぶりに観客の制限なしで開催された。それはつまり、15日の葵祭の行列も久しぶりに行われるということ。
ただ、コロナウイルスが消滅したわけじゃない。ウイルスと同居しながら、経済活動を元に戻していこうということ。来週から新型コロナの扱いが2類から5類に引き下げられる。つまりボクたち一人ひとりが、コロナとの付き合い方を考えなければいけない。そのいい機会になるまとめ記事がある。
5類引き下げ前におさらいする、新型コロナのこれまでとこれから
この3年の出来事がうまくまとめられている記事だった。詳細はリンク先を見てもらうとして、3つの項目だけ抜き出しておこう。
1. 新型コロナの最新の感染状況
2. 結局、ウイルスはどこからきたのか
3.WHOは手のひらを返した? ワクチン接種の指針と副反応疑い
という内容。それぞれに読み応えがあったので、世界を巻き込んだ事態を大雑把に振り返ることができた。
ともかく意識するのは新型コロナの扱いが5類になるということ。個人的には賛成で、ようやくここまで来たかという印象。ただ5類になるということは、自己責任の比重が大幅に増えるということを自覚するべきだと思う。
リンク先の記事でうまくまとめられているので、抜粋させてもらおう。
『5類になると、緊急事態宣言や入院勧告・指示、感染者や濃厚接触者の外出自粛要請などの行動制限はできなくなり、日本入国者へワクチン接種証明書を求める「水際対策」もなくなります。また、新型コロナ患者の診療や入院の受け入れは、感染症指定医療機関や発熱外来がある一部の医療機関などに限られていましたが、今後は幅広い医療機関で受診ができるようになります。一方で、全額が公費負担だった医療費は、一部自己負担に段階的に移行します』
はっきり言えば、何があっても政府は関与しませんよ、ということ。医療機関の範囲が広がるというのは原則であって、実態はどうなるかわからない。さらに一部の専門家によると、開放的になったことでゴールデンウイーク明けに「第9波」が来ると予測されている。
致死率は大幅に下がったので、3年前ほど恐れるウイルスではない。でも既往症のある人や高齢者の人にとって、インフルエンザと同じく命に関わるウイルスであることに変わりはない。
つまり自衛することは、これからも必要だということ。空気が澱んで密になりやすい場所ではマスクをする。手洗いやうがいを励行する。免疫を高めるためにバランスのとれた食事を意識したり、十分な睡眠を取る。これだけで、ほぼ感染を防げる。5類になるにあたって、もう一度基本に戻ることを意識したいと思っている。
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