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高羽そらさんインタビュー

人はどこまでルールを守れるか

動物の群れに暗黙のルールがあるように、文字を持たなかった過去の人類にも集落のルールがあったはず。その決まりを守らない者は集落から追い出されるか、暴力等によって新たなルールを作ることになるだろう。

 

つまり法律が必要不可欠な背景として、ルールを守らない人たちの存在がある。もちろん守らない人が悪いと言っているわけじゃない。人類の歴史において『悪法』と呼ばれるものは限りなくあった。そして今でもあるだろう。

 

ただ誰もが関わっていることで、命に関わる大切な法律がある。それは道路交通法。この法律を無視する人が増えれば増えるほど、不幸な事故によって命や財産を失うことになる。それがわかっていても、違反者は後をたたない。

 

そんな交通違反者に対して、カナダでユニークな信号が試験導入されている。

 

制限速度を守っている車だけ青になる。カナダで画期的な信号を試験導入中

 

リンク先の記事はタイトルだけで内容がわかる。実際にこのような信号が試験導入されているそう。

 

その道路に設置されている信号は基本的に赤が表示されている。車が進入してくるとまずスピードがチェックされる。制限速度以内で走っている場合だと青に変わる。そして車が行き過ぎると再び赤になる。

 

ところがスピード違反だと確認された場合、信号は赤のまま。その車は停車するか、信号無視をするしかない。信号の概念が変わる社会実験だと思う。そして実際に結果が出ている。

 

この信号はカナダのケベックにある。スクールゾーンに設置されていて、制限速度は時速30キロ。90日間の試験導入の予定で始めたけれど、1週間で結果が出た。車の平均時速が40キロから29キロになったとのこと。

 

おそらく日本でも導入すれば、一定の効果はあるように思う。ただこの信号は根本的な解決にはなっていない。違反常習者にすれば、この信号がある道路を使わなければいいだけのこと。あるいはその信号の時だけ速度を守っていればいい。やっぱり違反する人はどこかでやってしまうだろう。

 

つまりどのような対策を取っても、ルールを破る人間は一定数出てくる。人間というのはそうした生き物だと思う。だから自動車に関して道路交通法を完璧に遵守させるとすれば、方法は一つしかない。

 

全ての自動車を強制的に自動運転車にすること。

 

機械やコンピュータはバグがない限りルールを守る。日本中の車が自動運転になれば、少なくともスピード違反、飲酒運転、あおり運転、居眠り運転等を撲滅できると思う。カーシェアを利用することで自動車の絶対量を減らせば、渋滞緩和にも貢献するはず。

 

ただし人間の一定数はルールを守れない。自動運転システムを解除する人が出てくると思う。だから警察はその取締に携わることになる。そんなことを考えていると、法律というものは妥協の産物なんだろうなぁと思ってしまう。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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