どうする?日本の大麻解禁
現在社会のようにグローバル化が進んでくると、どうしても他国との差が目についてしまう。最近その差が顕著になっているのは大麻の扱い。
日本では大麻を所持することも、そして栽培することも禁止されている。だけど海外では合法化されている国や地域が刻々と増えている。さて日本はどうする?
ついに「大麻解禁」か…取締法の改正の先に待ち受ける日本の「うす暗い未来」
リンク先の記事によると、日本政府が10月の臨時国会で大麻取締法の改正案を提出し、医療用大麻の解禁を検討していることが明らかになっているそう。もしこれが具体的に動くとすれば、いよいよ日本も大麻解禁に向けて動き出したことになる。当然ながら野党は猛反対するだろうから、なかなかスムーズに進むとは思えないけれど。
日本政府が検討しているのは医療用大麻。これはボクも賛成している。医療用大麻の成分として利用されているのはCBD(カンナビジオール)というもの。これは抗てんかん作用、抗不安作用があり、鎮痛効果も高い。さらにストレス解消や睡眠効果をもたらすサプリとしても応用されている。
医療用大麻については、すでに50カ国以上が合法化している。アメリカでは2.5兆円の市場が確立しているそう。日本もこの世界の動きに同調することで、経済効果も期待しているのだろう。とにかく医療用大麻は多くの人の苦痛を和らげることになると思う。
ただ大麻はそれだけじゃない。マリファナの主成分であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)が含まれていて、錯覚や幻覚等の「ハイ」な状態に脳を誘導する作用がある。タバコのように常習性はないと言われているけれど、「ゲートウェイドラッグ(入門薬物)」としての危険性が指摘されている。
嗜好用大麻をきっかけにして、依存性の強い他の薬物に手を出してしまう可能性が高くなる。さらに大麻による健康阻害を指摘する研究結果も出ている。このあたりがかなり微妙で、合法化に向けた足かせとなっているのは事実。
これは判断が難しい。すでに嗜好用大麻が解禁されている国や地域の実情を見て、日本としてどうするかを判断するしかない。嗜好用大麻を引き続き禁止にすれば、反社会勢力の資金源になる恐れもある。アメリカで過去に実施された禁酒法の末路と同じ。ダメだと言われたら、かえって手を出したくなるのが人間の心理。
とりあえず医療用大麻は早々に解禁するべきだと思う。当面はモルヒネ等と同じ扱いにして、医療使用限定で解禁するのがベストだと思うなぁ。嗜好用大麻については、今後の世界の動きを見ていくしかないだろう。ボク個人的としては、合法化されたら試してみたい好奇心はあるけれどね。
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