夢体脱日記#54
夢体脱:体外離脱と明晰夢の体験をまとめた造語
ナイトスクール:眠っている時に通う、非物質世界の学校
アルさん:本名はアルファードで、ナイトスクールの教師でボクの担任
ゼロ:『ゼロの物語』の主人公の女性で、ボクの過去生or未来生
ヴューワーズ:ボクと妻に関係しているngc891という銀河の宇宙人たち。別名『5人組』
昨日の『夢体脱日記』で、明晰夢で潜在意識の恐怖に向き合う重要性について述べた。今朝の明晰夢は、まさにその実践編。おそらく仕掛人はビューワーズの5人組だろう。文章にするだけでなく、実際にやってみたらどうだ? ということらしい。
最初は学校の体育館のような場所にいた。パーティーのようなことが行われていて、ボクは退屈していた。それで用具室のようなところに入って休んでいた。この段階でふいに夢だと気づいた。なぜならパーティー会場で悲鳴が響き渡ったから。おそらく用具室の外は血の海ができている。
夢だとわかっているので、ここでシチュエーションを変えることは可能。けれども底知れない恐怖に向き合うことにした。やがてパーティー会場が静かになった。そしていきなり裸の若い外国人のカップルが入ってきて、そこでセックスを始めた。
女性はボクに視線を合わせると顎を外に向けた。この部屋から出ろ、ということらしい。「このままここにいれば死ぬよ」と彼女は言って、怪しげな笑みを見せた。怖くてたまらなかったけれど、勇気を出して用具室の外に出た。
パーティー会場だったところは乱行パーティーに変わっていた。足の踏み場のないほど大勢の男女が絡み合っている。声は獣のようで、実際に猛獣化しているカップルもいた。悪魔たちの交尾という雰囲気。まさに地獄絵図。
カップルたちを踏まないよう、足を忍ばせてその会場から出ようとした。途中で何度も手を出して、悪魔に取り憑かれた女性たちがボクを誘おうとした。そのおぞましい姿に性欲を刺激されるどころか、恐怖のあまり足がガタガタ震えている。どうにかその場を抜け出して廊下に出た。
廊下の先にエレベーターが1機あった。答えはすぐにわかった。そのエレベーターに乗るしかない。そして無事に階(ボクのマンションの部屋は10階だから)に到着すればボクの勝利。エレベーターの室内に薄灯りがあるだけで、周囲や後方は漆黒の闇。
もうこんな明晰夢をやめようとかと思った。だけど恐怖に向き合わないと同じことの繰り返しになる。思い切って足を進め、エレベーターに乗り込んだ。あわてて扉の『閉』ボタンを押したが、ドアが閉まる直前に革靴の足が差し込まれた。そして扉がこじ開けられた。
中年の白人男性だった。ニヤニヤ笑いながら、扉を右手で抑え、左でボクの頭をつかもうとした。ゲームで言えばラスボスという雰囲気の男。こうなったら戦うしかない。「お前なんか少しも怖くない。悪魔は地の底へ帰れ!」と叫んで、ドアを抑えている男の右手を蹴り上げた。
しばらく格闘してようやくエレベーターの扉を閉めると、震える手で『10』のボタンを押した。そこで夢から目が覚めた。怖かったせいか、それとも熱帯夜のせいか、全身にびっしょりと汗をかいていた。簡単に書いているけれど、この世界の恐怖感は半端ない。なかなか疲れる明晰夢体験だった。
でも少しは向き合えたから、いつでもかかってこいや、という気持ちになれたかなwww
さて、こんなリアルで不思議な体験ができる夢体脱は、誰でもやる気と根気があれば経験できます。興味のある方はこの本をぜひ!
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