夢体脱日記#55
夢体脱:体外離脱と明晰夢の体験をまとめた造語
ナイトスクール:眠っている時に通う、非物質世界の学校
アルさん:本名はアルファードで、ナイトスクールの教師でボクの担任
ゼロ:『ゼロの物語』の主人公の女性で、ボクの過去生or未来生
ヴューワーズ:ボクと妻に関係しているngc891という銀河の宇宙人たち。別名『5人組』
今朝の明晰夢も新作小説の実体験版。かなり不思議な物語になりそうな予感。再び主人公の女性視点で物語が進行。いい加減に名前を教えて欲しいけれど、今のところまだ非公開らしい。
物語の最大の鍵を握る、ある人物を探している。いわゆる悪役。どこに潜んでいるか分からず、超能力が使える主人公でも苦戦していた。困った彼女は、能力者だけが立ち入りを許されている教会へ行った。寺院という印象もある、既存の宗教を統合して超越した施設だと思う。
敷地内に入ると、建物の周囲を清掃している十数人の人たちがいた。作務衣のような作業着で掃除をしていた。彼女が近づくと、それぞれの人が笑顔で「同志」と声をかけてくる。これは日本語にすると、共産党の党員たちの呼び方と同じになってしまう。でも、真意はもっと深い。
この施設に入ることができる人間には、一切の上下関係がない。リーダーや指導者はいるけれど、ヒエラルキーは存在しない。彼女は建物に入って祭壇へ向かった。その途中、主人公のメンターが姿を見せた。チベット仏教のラマという雰囲気の高齢男性。
「あの男の居場所を探すのに苦労しているようだな?」男性はそう言って笑顔を見せた。
「ええ、メッセージが妨害されているようで降りてきません」
「きみはせっかち過ぎる。あの男はきみとの繋がりを考えたら、必ず見つけ出せるはず。いや、きみにしかできない。だが焦ってはいけない。どうだ? 別の人間を先に見つけては?」
彼女はその意味がわかったらしい。探す男へ繋がる人間を探せばいいと気づいた。それで祭壇の前でひざまづいていると、周囲の景色がいきなり緑の多い公園のような場所に移動した。木々に寄り添うようにしてホームレスの寝ぐらが並んでいる。
いきなり若い男性ホームレスに焦点があった。その男に声をかけようとすると、いきなり銃を向けて発砲してきた。しばらく撃ち合いになった後、彼女がその男に組みついて拘束した。どうやらホームレスに化けていたこの男が、探している人間の居場所を知っているらしい。ここで夢が終わり。
銃撃戦は怖かったけれど、あの不思議な教会が印象的だった。
さて、こんなリアルで不思議な体験ができる夢体脱は、誰でもやる気と根気があれば経験できます。興味のある方はこの本をぜひ!
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