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高羽そらさんインタビュー

感情移入すれば発狂する

昨日の予報では、今日は雲が多くて昨日よりは気温が下がるはずだった。ところが神戸は朝からカンカン照りが続き、結局昨日とほぼ同じ34.4度まで気温が上がった。かろうじて猛暑日は免れたものの、家にいてもマジで暑い。明日の買い物が思いやられるなぁ。

 

今朝起きた時、髪の毛にくっきりと寝癖がついていた。でも朝食の用意をして食べ終わる頃には、その寝癖が汗でなくなっていたからね。どんだけ暑いねんwww

 

さて、そんな暑い今日、主人公に感情移入すれば発狂してしまいそうな映画を観た。実話だけにヤバい。

 

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2024年 映画#116

『ニトラム/NITRAM』(原題:Nitram)という2021年のオーストラリア映画。実話を元にした作品。

 

1996年4月28日、オーストラリアのタスマニア島のポート・アーサーで、銃の乱射による無差別殺人事件が起きた。「ポート・アーサー事件」と呼ばれていて35人が死亡、負傷者を15人出すという大惨事だった。

 

犯人はマーティン・ブライアントという若者。知的障害があることで幼い頃からイジメを受けていた。ニトラムは彼を侮蔑したあだ名で、マーティンの文字を反対読みしたもの。この映画は、なぜマーティンがこのような事件を起こしたかについて描かれている。

 

映画としては本当に素晴らしい作品。エンディング近くでマーティンが銃を持って立ち上がるシーンはある。けれども「ポート・アーサー事件」は映画の場面としては全く登場しない。音で想像はできても、殺人シーンは映像化されていない。なぜならマーティンの心象風景に特化しているから。

 

この映画の特徴は『音』だと思う。周辺の音や音楽が徹底して強調されている。その雑音や騒音が、マーティンの心と同化していく。そしてエンドロールになると完全な『無音』で最後まで進む。この演出は素晴らしいと思った。

 

映画というのは全てそうなんだけれど、基本的に主人公に感情移入する。でもこの映画に関して言えば、主人公と少し距離をとって観る方がいいように思う。なぜならマーティンと感情移入することで、いい知れない怒りを覚えて発狂しそうになるから。そして彼の犯行を心のどこかで肯定してしまう。

 

知的障害があることで、マーティンは本当に辛い思いをしてきた。母からもウスノロというような言葉を投げかけられている。それなのに父を愛し、父の夢を叶えるために協力しようとしていた。ヘレンという彼をありのままに受け入れてくる人物にも出会った。

 

でもそれらの心の支えが一気に崩壊してしまった。彼に残されたのは復讐しかない。もちろんそれが無差別に人を殺すことの理由にはならない。事実、彼は責任能力があるということで35回分の終身刑を言い渡されて現在も服役中。でも彼をバカにしてきた人たちの罪が問われることはない。

 

映画作品としては素晴らしいのでオススメ。マーティンを演じたケイレブ・ランドリー・ジョーンズの演技は鬼気迫るものがある。他の映画でも観たことがあるけれど、この作品の彼は何かが取り憑いたような素晴らしい演技だった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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