ドッグマンの生き様に感涙
しばらく愚痴ではじまりそうなブログの書き出し。梅雨明けでただでさえ暑いのに、ブログサイトに思うようにログインできないとマジでイライラする。
スマートフォンでアクセスできると言っても、それはかろうじてアップできているという状態。ちょっとした操作ですぐにクラッシュするので、スマートフォンでのアクセスもかなり不安定。
まぁ、現在トラブルで運転見合わせ中の東海道新幹線よりマシかな。そう思わないとやってられない。こんな運営状態だと、ブログの投稿者が減っていくばかりだと思うよ。
さて、愚痴は終わりにして、ちょっとすごい映画を観たので紹介しておこう。
2024年 映画#127
『DOGMAN ドッグマン』(原題:Dogman / DogMan)という2023年のフランス映画。日本で公開されたのは今年の3月とのこと。
監督・脚本がリュック・ベッソンなのでフランス映画になっているけれど、アメリカを舞台にした物語。もちろんこの監督ならではのアクション作品。
ただ、ちょっとこれまでの作品とは違う。主人公のダグラスを演じたのはケイレブ・ランドリー・ジョーンズという個性的な俳優。ボクは彼が大好き。
最近では『ニトラム』という作品で、オーストラリアのタスマニア島で実際に起きた銃乱射事件を題材にした映画で主演していた。この映画は、その作品と登場人物がかぶる。『ニトラム』では知的障害ゆえに酷い扱いを受けてきた若者が、社会に復讐するために事件を起こした。
この作品のダグラスは、暴力的な父や兄の虐待を受けた結果、闘犬を生業にしていた父によって犬小屋に閉じ込めれる。ダグラスは大量の犬と共に信じらないほどの長期間をそこで過ごす。
そして最終的に逆上した父の発砲した銃によって下半身付随となってしまう。そんなダグラスを救ったのが、一緒に暮らしていた犬たちだった。ということで父は有罪となって時点で自殺し、兄は役務所から出所してすぐに複数の犬に噛み殺される。もちろん仕掛けたのはダグラス。
そんなダグラスの人生が、精神科医との問答という形式で展開されていく。彼の人生は壮絶そのもので、涙なしで見られない。それゆえ彼が成人してドッグマンと呼ばれるような怪物になった理由が納得できる。結局ダグラスのことを本当に愛してくれたのは、保護された数え切れないほどの犬たちだった。
新しい映画なのでネタバレはしない。リュック・ベッソンなので、もちろんガンファイトのシーンもある。それよりもダグラスの演技が凄まじい迫力を放っている。この作品って、今年のアカデミー賞の対象外だったのかな? 来年にはノミネートされるのだろうか?
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズの演技は、オスカーを受賞しても不思議じゃないほど素晴らしかった。ダークな内容だけれど、ホアキン・フェニックスが主演した『ジューカー』に負けず劣らずの作品だと思う。なんだかすごい映画を観てしまった気がする。
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