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高羽そらさんインタビュー

魔法学校と自治領の謎

本気でこのブログから撤退しようか考えている。ただこれまでの過去記事や、作品リスト等の記事があるので悩んでいる。今月も残すところ1週間。もし1週間後も同じようにパソコンでのログインができないのなら、8月からはnoteにブログを移行する。


他のサイトには普通にログインできるので、ブログサイトの問題としか考えられない。かなり不自由だけれど、今月いっぱいだけこのままスマートフォンでの更新を続けるつもり。7月末になってもこの状況なら、夕方のブログで移行用の記事をアップする。


さぁ、気を取り直してブログを書こう。ボクが今最も気に入っているファンタジー作家の3部作を読了した。



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2024年 読書#64

『闇の礎 死のエデュケーション Lesson3』ナオミ・ノヴィク著という小説。著者の作品はすでに2作品を読了している。でも初めて読んだのはこの「死のエデュケーション」シリーズの第一弾となる『闇の魔法学校』という作品。そして第二弾の『闇の覚醒』という作品も読んだ。


そしてこのシリーズの完結編となるこの作品が、ようやく昨年の暮れに邦訳された。ということでやっとこの物語の結末を知ることができた。いやぁ、本当に凄い物語で、第1作、そして第2作の謎や伏線が、この最終作で完璧に回収されている。それは想像をはるかに超える結末だった。


タイトルでわかるように、第1作は魔法学校が舞台。世界中の魔法使いが14歳になるとスコロマンスという魔法学校に転送される。そして4年間をこの学校で過ごす。主人公はエルという3年生の女性。そして同級生のオリオンという男性生徒がエルの恋人となる。


ただこの学校はホグワーツのように魔法を教えることが目的ではない。魔法によって完全管理されていて教師は存在しない。生徒たちは個人の資質によって与えられた課題を学んでいく。ところが4年経って生きて卒業できる生徒は半分もいない。


この物語の前提として、世界には魔法使いを食べてしまう怪物が大量に存在している。魔法を使うには「マナ」というエネルギーが必要。怪物は若い世代の「マナ」を好むので襲われやすい。外の世界にいれば高い確率で殺されてしまう。それゆえ少しでも子供の命を守るために作られた学校だった。


世界中には魔法使いが作った自治領がある。ニューヨーク、ロンドン、上海、日本等の各地にある。けれども自治領に住めるのは一部の特権者だけ。だからエルのように自治領で生まれ育っていない魔法使いは、自由に使える「マナ」を自治領から与えられないので、怪物の餌食になりやすい。


ところがエルは、予言者によって世界の自治領と魔法使いを滅ぼす闇の魔法使いになると告げられた。悲嘆した祖父が赤ちゃんのエルを殺そうとしたほど。そんなエルだから、過去に数人しか倒したことのない「目玉さらい」という怪物をたった一人で倒してしまう。


そして第2作では、エルとオリオン、そして友人たちがスコロマンスに世界中の怪物を集め、学校ごと虚空に落とし込んだ。そして全ての生徒を学校から解放した。ところが最後にエルとオリオンが学校を出ようとした時、オリオンが大型の「目玉さらい」に食べられてしまう。それが前作の終わりだった。


そしてこの最終作で全ての秘密が明らかにされる。関わってくるのは魔法学校と自治寮の謎、そしてオリオンの正体とは? さらにエルは世界を滅ぼす闇の魔法使いなのか? 


これらについて完璧な答えが用意されている。新しい作品なのでネタバレはここまで。


著者は『ハリーポッター』のファンで、2次創作の経験もあるそう。それゆえ『ハリーポッター』で疑問に感じることを解決する作品を書きたかったとのこと。


だから『ハリーポッター』のファンでも楽しめる物語になっている。ただし子供向けじゃない。大人のファンタジー小説として最高の作品になっている。


映画化が決まっているそうなので、ボクは今からワクワクしている。さて、まだ未読の著者の作品を追いかけよう。


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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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