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高羽そらさんインタビュー

他者への愛に満ちたファンタジー

洋楽好きのボクだけれど、ヒップホップがどうも苦手。ポスト・マローンやドージャ・キャットのようなポップ要素の強いラッパーはよく聴くけれど、本格的なヒップホップには馴染めない。そんなボクでも、必ずアルバムを聴いているレジェンド的なラッパーがいる。それはエミネム。

 

エミネムが今月の12日、4年半ぶりにニューアルバムをリリースした。

 

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『The Death of Slim Shady (Coup De Grâce)』というタイトルで、相変わらずエネルギッシュなエミネムのラップを聴くと元気が出てくる。ボクが彼を好きなのは、まるで「言葉の洪水」のようにとどめなく単語が流れてくること。全て聞き取れないけれど、軽快なテンポで機関銃のように吐き出される言葉に魅了される。やっぱりエミネムは好きだなぁ。

 

ということでこのアルバムからのシングル曲をリンクしておこう。『Houdini』というタイトルで、このビデオがめちゃ笑える。もう決して若くはない、というエミネムの自虐ネタのような構成になっていて、見る度に大爆笑してしまうwww

 

 

逆に、久しぶりに本気で泣いた映画を観た。悲しくて泣くでのはなく、感動で激しく心を揺さぶられたから。

 

bigfish

2024年 映画#129

『ビッグ・フィッシュ』(原題: Big Fish)という2003年のアメリカ映画。監督はティム・バートンなので、ファンタジーとして期待できる作品。でもまさかこれほど泣かされるとは思わなかった。ティム・バートンの映画はいくつも観ているけれど、ファンタジー的な作品としては『シザー・ハンズ』に並ぶべき名作だと思う。

 

基本的に父と息子の人間関係を描いた物語。父のエドワードは病気で余命いくばくもなかった。息子のウィルは、自分の結婚式の時以来から父と疎遠になっていた。父は想像の物語を事実のように語って他人を惹きつける性質があった。

 

でも子供の頃から嘘の物語を聞かされてきたウィルは、ついに結婚式でブチ切れてしまった。その後は3年間ほど交流がなかったけれど、ウィルの妻が妊娠したことと、エドワードの容態が厳しいことで父と久しぶりに再会する。

 

ウィルは父の空想ではなく、事実の物語を聞きたかった。子供の頃から聞かされた父の話は、人間のように意思を持つでかい魚を釣ったこと、巨人から街を救ったこと、その巨人をサーカスのスターにしたこと、一目惚れした母と交際するためそのサーカスで働いたこと、婚約直後に徴兵されたけれど、敵地に忍び込む作戦を成功させて帰還したこと等。ウィルはそのすべてが嘘だと思っていた。

 

エドワードの死が近づいたことで、ウィルは父の真の人生を知っていく。その過程がとても自然に描かれている。そして最終的に、ウィルは父の空想が息子への愛から生まれたことを理解する。だから死を迎えた父に対して、ウィルは自分が考えた空想を話して父を喜ばせる。このシーンで本気で泣いてしまった。

 

そしてエドワードの葬式の日。参列した人たち見てウィルは驚く。そこにはサーカスの団長も、異常に背が高い男性もいた。父の話は多少の誇張はあったかもしれないけれど、完璧な嘘ではなかったということ。本当に美しくて感動的な物語だった。

 

若い頃のエドワードを、写真のユアン・マクレガーが好演していた。さらにこの当時、ティム・バートンのパートナーだったヘレナ・ボナム=カーターが演じた二役も本当に素晴らしい。映画全体を通して愛しか存在しない素敵なファンタジーだった。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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