災害の発生は常に想定外
買い物に出かけた午前中は雲が多く、今日は猛暑日にならないかと思っていた神戸。でも午後からじわじわと気温が上昇して、結局ほぼ36度という酷暑日になった。
環境への優しさをうたい選手村にエアコンを設置していないパリ五輪では、エアコンの設置要望が殺到しているらしい。何かと問題の多いオリンピックだけれど、気温が高いのはどこも同じらしい。食事もひどいらしいけれどね。
とにかく自然災害をなめたらひどい目にあう。怪我人や死者が出るような自然災害は、想定外の出来事が常だと考えておくべき。つまり過去の経験があまり当てにならないということ。ある映画を久しぶりに観て、このことを改めて痛感した。
2024年 映画#132
『ボルケーノ』(原題:Volcano)という1997年のアメリカ映画。もう何度も観ているのでストーリーは完璧に覚えている作品。30年近く前の作品なので、主演のトミー・リー・ジョーンズがめちゃ若い。
彼が演じるのはマイクというロサンゼルスの緊急事態管理局局長。街に非常事態が発生した時、全ての機関に対して直接的な指示を下すことができる。アメリカでは地震が発生する数少ない地域なので、優先的な権限が与えられているのだろう。
この映画が特異なのは、ロサンゼルスのビル街で火山が噴火するという設定。荒唐無稽な設定に思えるかもしれないけれど、地質学的には根拠のないことではないらしい。つまり『想定外』のことが起きれば、ロサンゼルスでも火山が噴火するということ。それに比べたら、日本の富士山が噴火するのは『想定内』だということ。
この映画を観ると、都会で起きる災害の恐ろしさをリアルに実感できる。溶岩流の恐ろしさは半端ない。溶岩に足を取られた人間が溶けて燃え尽きていく映像を観ると、熱いはずなのに背筋が寒くなる。
一度も観たことがない人は、是非とも体験してほしい。この時代のCGとしてはかなりよくできている。そのうえアメリカが抱えている人種差別や、非常時の略奪というも愚行も描かれている。久しぶりに観たけれど、やはり時間を忘れて見入ってしまった。
さて、パリ五輪で『想定外』の災害が起きるとしたら?
最も恐ろしいのは自然災害ではなく人的災害だろう。言い換えればテロという理不尽な暴力。そんな『想定外』が発生することなく、無事に大会が終了することを心から願っている。
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