法律の解釈は難しい
NHKの連ドラの『虎と翼』を観ていると、法律の大切さがわかると同時に、その解釈の難しさを感じてしまう。今週のドラマのように、法の解釈に人種差別意識が混在してくるとさらに複雑化していく。ドラマの舞台となっている昭和27年だからというわけじゃない。
人間を守るための法律によって、現在でも冤罪や先入観によって不当な判決を受けている人がいるのは事実。その大きな理由は、法律文章が有する曖昧さ。それゆえ相異なる解釈が並立してしまう余地を持っている。それは商品売買のような身近なことでも起きる。
高級ブランド「セリーヌ」で買った新品バッグに不具合…「交換」じゃなくて「有償の修理対応」が法的に正しいの?
リンク先の記事を読んでいろいろ考えさせられた。ある人がセリーヌでバッグを買った。57万円もする高級バッグ。自宅に持って帰って使おうとすると、金具が硬すぎて閉まらないという不具合があった。
そこで販売店に持って行き交換してもらおうと思った。ところが販売店の対応は、有償で修理するということだった。もしボクがこのバッグの購入者の立場だったら、販売店で大騒ぎしていると思うwww
でも販売店の言い分としては、「実際に見てご納得した上で購入しましたよね?」という理由で有償修理になるとのこと。つまり購入者に落ち度があったという言い分になる。結論としてはセリーヌ側が謝罪して返品扱いとなったそう。おそらく販売店としては、セリーヌ本社に返品処理を伝えることを避けたかったのだろう。
ただ、これは法律的にはなかなか難しい。初期不良に対応するのは販売側として責任がある。中古品じゃないんだからね。ところが販売した段階からの不良なのか、購入者が誤って破損させたかの区別が難しい。後者の場合だと、当然ながら有償修理になる。これはパソコン等の電解製品でも同じ。
こうなってくると、販売店としても、そして購入者としても、引き渡しの前に徹底したチェックが必要になってくる。基本的なチェックリストを作り、顧客に確認してもらってサインをもらう必要が出てくる。でもバッグを買うのに、普通はそこまでしないよね。
購入者の立場としては、商品を販売店で開封してもらって不具合がないか確認するしかない。一般的に想定できない不具合であれば、当然ながら販売店は返品や交換に応じなければいけない。だけどその「想定できない」という不具合の判断も難しいよねwww
ボクがよく感じるのはレンタカーを借りるとき。店員さんがあらかじめ付いている車のキズを説明してくれる。でもかなり適当な説明なので、本当にこれでいいのか考えてしまうことがる。ボクは傷をつけていないのに、他人がつけたキズの責任を問われたらどうしようかと思ってしまう。
とにかく法律の解釈は難しいということ。できるだけトラブルが起きないよう、契約ごとには慎重になるべきなんだろうなぁ。
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