極端な対比が生み出す感動
今日もマジで暑い。このブログを書いている時点で神戸の最高気温は昨日と同じ35.9度。でもこれから西日が強くなるから、この夏最高の36.0度を超えそうな暑さ。でも来週からは平年近くの気温になる予想なので、一息つければいいんだけれど。
いつもの午後は熱いコーヒーを淹れている。でも今日は午前中にコーヒーを淹れて、それを冷凍させておいた。だから今日の午後は正味のアイスコーヒーを飲むことができた。しばらくは自家製アイスコーヒーの出番になりそうだな。でも今夜の夕食は熱々のシチューなんだけれどねwww
さて、有名な映画だけれど観ていなかった作品がある。妻が観るとのことなので便乗することにした。いやぁ、想像していたより面白く、そして感動した。顔を流れているのが汗か涙か分からなくなほど素敵な作品だった。
2024年 映画#134
『フラガール』という2006年の日本映画。フラダンスの映画という先入観で見逃していた作品。この物語の背景には鉱山の閉鎖という生活に直結する問題が根ざしていて、誰もが生きるために必死になって戦っているという物語だった。
実話を元にした作品だけれど、映画用に大幅に脚色されている。それでも昭和40年の高度経済成長期における地方の問題がリアルに描かれていた。石油エネルギーの台頭によって石炭はオワコンになりつつあった。大幅な人員整理が行われ、いずれ鉱山の閉鎖という事実も迫っている。
そこで町おこしとして企画されたのがハワイアンセンター。鉱山の街で暮らす女性たちによるフラダンスショーを企画することで、総合的なレジャー施設を作ろうという構想。この物語の面白いところは、フラダンスの女性たちという華やかな世界と、全身を真っ黒にして落盤事故や解雇を恐れている炭鉱夫たちの世界が対比的に描かれていること。
それは古い生き方を守ろうとする人たちと、新しい世界を作っていこうとする人たちの対比でもあった。それゆえ一時的に両者は対立するけれど、誰もが街のために人生をかけているという相互理解に至るという展開。それだけにラストのダンスシーンに心から感動する。
18年前の作品なので、蒼井優さん、松雪泰子さん、豊川悦司さんという俳優さんたちが若い。でもじっくり観ていると、現在とあまり印象が変わらない。きっと普段から精進されているんだろうなぁと感心した。
改めてだけれど、蒼井優さんという俳優の素晴らしさを認識できた映画。いい女優さんだよね。最近ではNHKドラマの『ブギウギ』でヒロインの先輩ダンサー役で出演されていた。ドラマでの素晴らしいダンスは、この映画での経験が活きているように思った。本当に素敵な作品だったなぁ。
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